【インプレ!】PINARELLOが誇るフラッグシップモデル。DOGMA F8、DOGMA K8-Sインプレッション!

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ご参加の皆様から大好評を頂いた、先月のPINARELLO試乗会!

ピナレロと言えばクリス・フルームによるツール制覇も記憶に新しい旗艦モデル「DOGMA F8」をはじめ、今期新登場のエンデュランスレーサー「DOGMA K8-S」、F8の形状を受け継いでエアロダイナミクスを追求しつつもトータルバランス向上を果たした「GAN」シリーズなど、気になるバイクが目白押しですね。

私どもスタッフもシッカリと試乗し、そのフィーリングを確かめました。

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年間数十台のニューバイクを試乗する機会のある私たちですが、販売店の視点からインプレッションしたいと思います!!

今回は「DOGMA F8」「DOGMA K8-S」をインプレッション!

【DOGMA F8】

東レの革新的カーボン「T1100」の独占使用や英国の自動車メーカー「JAGUAR」との共同開発による大幅な進化を遂げ、2015年モデルから登場した「新世代DOGMA」。長年続いたフォークやシートステーの波打った独自形状「ONDA」は大人しくなってしまいましたが、乗り味はどのように変化したのでしょうか?

一昨年は時間の関係でほんのちょっとだけしか試乗できなかった「DOGMA F8」でしたが、ほんのちょっと乗っただけでその加速性能に度肝を抜かたことを鮮明に覚えています。今回は自分の適性サイズで、存分に試乗ができました。

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さて、DOGMA F8に乗ってまず感じたことは、やはり反応性の高さ。他では感じたことの無いほどの驚異的な加速は、漕ぎ出した瞬間から多くの方が体感できると思います。パリッと乾いた踏み心地で、とにかく剛性の高さ、軽さが際立っていました。

そして、直進安定性。ヘッドチューブ、シートチューブが寝ていることからも想像してはいましたが、ハンドルから手を離した際も、非常に安定して真っ直ぐ進んでくれます。とは言えフォークのオフセットはやや短めなので、ダンシングなどでバイクを左右に倒した際にはダルさを感じることはありませんでした。安定しているのに振りは軽い、絶妙な味付けです。

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また、高速巡航性も明らかに優れていることを体感できました。旧モデル比47%向上したエアロダイナミクスと、前述の直進安定性の組み合わせは、高速巡航の際に如実に表れます。

快適性については特別高いとは言えませんが、レースバイクとしては必要十分なレベルで、決して悪くはありません。硬すぎるホイールでなければ、不快には感じないでしょう。

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まとめると、剛性が高く、軽いことから非常にレーシーなバイク。ヒルクライム、ロードレース、クリテリウムなど、あらゆるレースで存分にその性能を味わえるバイクと言えます。ロングライドなども、ハイペースで走り切るようなスタイルならば素晴らしい相棒になってくれるでしょう。歴代のDOGMAとは少し方向性が変わりましたが、間違いなく速くなったと言えます。


【DOGMA K8-S】

2016年のクラシックレースシーズンに登場した本モデル。基本形状はDOGMA F8(以下 F8)に似通った形状に見えますが、その特徴はなんと言ってもシートステーに搭載されたわずか95gのサスペンションでしょう!チェーンステーも大きく横方向に扁平加工され、見た目からすでに振動吸収性の高さを予感させます。

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振動吸収性に関しては、F8と同じく自動車産業界をリードする「ジャガー」から技術と専門的知識の提供を受けています。F8同様、ピナレロだけが独占供給を受けている革新的なカーボン素材、東レの「T1100」を使用しています。

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さて、乗った感想としては、F8の剛性感、高速巡航性を残しながらも高いレベルの快適性を獲得したバイクだという印象を受けました。F8よりもさらに長いホイールベースを持ち、直進安定性はかなり高いレベルにあるため、ビギナーライダーにも受け入れられやすいでしょう。ヘッドチューブも5mmだけ延長され、レーシーなポジションとコンフォートなポジションを両立可能なのもポイントです。

快適性を追求した分、F8ほどのパリッとした硬さや軽さは感じませんでしたが、それでも反応性は十分高い水準にあります。踏めば踏むほど加速し、速度維持も容易でした。サスペンションが踏んだ力を逃がしてしまうというネガティブさはありません。全体的に角が取れたようなマイルドさとしなりがあるので、ロングライド後半など、脚がなくなってしまったシーンではF8よりも速度維持が容易かもしれませんね。

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個人的には、アタックが頻繁に掛からない平坦基調のエンデューロレース(スズカ8hなど)で、ぜひ使ってみたいと思いました。エンデュランスバイクでありながら他社のように極端に長いヘッドチューブを採用しておらず、まったり乗るだけのコンフォートバイクではありません。チームスカイの全員が市販品と全く同じフレームを使用していることがそれを物語っています。

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そのため、普段はロングライドがメインでありながら、年に数回エンデューロなどのレースに参加したいという方に絶妙にフィットするバイクでしょう。見た目のカッコ良さは言うまでもありませんから、性能だけでなく所有欲も十二分に満たしてくれる、ハイエンドモデルに相応しいバイクでした。

以上、スタッフ田中によるPINARELLO フラッグシップモデル2台の比較インプレッションでした!

さらに付け加えておくと、ピナレロは全てのバイクのBB規格をスレッド式BB(ITA)としています。他社がこぞって採用するプレスフィットタイプのBBは、軽さや剛性面ではメリットの多い規格ですが、一般ユーザーがメンテナンスするには敷居が高いのも事実です。インテグレーション(一体化)や内装化で組みにくいバイクが増えている今日、ピナレロは作業の難しい独自規格などをあえて避けているため、整備性、信頼性が高いと言える数少ないブランドです。

全てを語りつくすには長くなり過ぎてしますので、さらに詳細が気になる方は、ぜひ店頭でお気軽にお聞きくださいね!

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