STRADABICYCLES -ストラーダバイシクルズ-

スタッフタイム

理想のハンドルを求めて・・・その2[スタッフ田中]

彦根の一軒家に引っ越し、だだっ広い家で気ままな一人暮らしを楽しんでいるスタッフ田中です!

引っ越してから自転車の置き場に困らないせいで物欲の加速が止まらず、ロードを1台追加しようと計画していますが・・・それも、もはや時間の問題かと(笑)

さて、今回はまたまた最近購入した「ハンドル」のお話!この一年に3台で計13本のハンドル(FSA 3本、3T 3本、DEDA 2本、BONTRAGER 2本 PRO 2本、その他)を使用しましたが、ついに、ついに!理想に巡り会えたので、ご紹介します!!

以前のスタッフブログで、理想のハンドル選びのポイントをアツ~く語っておりましたが・・・。先に言っておくと今度は全く異なる性質を持つハンドルを選んでいます。それほどまでに影響を受けたものとは一体?答えは後半で。今回もアツ~く語ります(笑)


まずは、平地用の決戦バイク(ただしレースでは一回も使ってない)であるPINARELLO DOGMA F8に取り付けた、「PRO VIBE AERO SUPERLIGHT」

エアロハンドルとしてはトップクラスの軽量性(205g)、そして相反する高い剛性も確保したこのハンドル。正面のクロームロゴは高級感があって素敵ですよ。

上ハンドルに加えてドロップ部も扁平しており、最大限空力を追求しています。この形では考えられないほどの剛性も確保している点は流石のPRO製品。
握りやすさを犠牲にしない絶妙な形状で、私にとって必須条件である内装タイプのDi2ジャンクションA(EW-RS910)はもちろん内蔵可能です。

平地バイクに必須なスプリンタースイッチの位置も修正を重ね、私なりにベストな位置にセットしました。スプリント時の押しやすさと、ブレーキの操作性をどちらも追及出来たと思います。いや〜、これはF8のデビュー戦となるシマノ鈴鹿ロードがかなり楽しみです!!(チーム種目以外に、私個人としては1日目の5周の部にエントリーしています)

性能面ではデメリットらしいデメリットがないため、あらゆるバイクにオススメですよ~!・・・ただし、組付けはものすごく大変。EW-RS910・EW-JC130との組み合わせは壮絶でした。(ヒント:断線覚悟でやったらなんとかなる・・・多分。)

ちなみに3T SUPERLEGGERA LTD(166g)からの変更だとハンドル自体は40g増。ですが、バーテープの巻き量、ワイヤー長の短縮によってトータル重量はそのままでした。嬉しい誤算ですね。


そして、もう一本はヒルクライム決戦用のCANNONDALE SUPERSIX EVO HI-MODに取り付けた「PRO VIBE SUPERLIGHT」。これもまた、クロームロゴが美しいです。

こちらは空力よりも上ハンドルの握りやすさと重量、サテライトスイッチ(SW-R9150)の取り付けを考慮した選択。3T SUPERLEGGERA LTDに比べると10gほど重量は増加しますが、その分剛性は明らかに高くなっています。(先述のエアロタイプよりもさらに高剛性です)

全てのワイヤーを内蔵し、当然ジャンクションAも内装なので見た目はかなりスッキリ!
サテライトスイッチは、高いパワーを維持したまま上ハンドルからでも変速が可能なので、ヒルクライムで活躍することを期待して初めて導入しました。ローラーと実走で試しましたが、これは絶対にアリ!!

ちなみにこのハンドル、サテライトスイッチをつける場合、ワイヤールーティングがほぼ一択なのですが・・・それはもうえげつない難易度でした。EW-RS910とEW-JC130を使用して同じようなセッティングをされる場合、組付けにはそれなりの覚悟が必要です。こちらも断線覚悟でなんとか。でも組み上がりは美しく、機能面ではトップレベルの製品なのは間違いないので満足です~! んん~それにしても大変でした・・・


さて、2本のハンドルを紹介しましたが、今回変更するにあたってポイントとなったのが、「ハンドル幅」「ドロップ」「リーチ」「フレア」です。

以前はあれほど「フレアが必要で~」「ドロップが深くて~」「リーチが長くて~」などと申しておりましたが・・・すみません、もう完全に真逆の人です!(笑)
リーチは25mm短く、ドロップは20mm浅く、フレア(下ハンドル広がり)はゼロに。幅も420mmから400mmへ変更しています。

今回の選定基準は、上記に加えてDi2のジャンクションAを内装、ブレーキを含めてワイヤールーティングが美しく、剛性が高くて重量も妥協しなくて良い製品・・・この条件を満たすのは現時点でPRO製品だけでした。(組み付け難度は完全に誤算でしたが・・・)

そもそもこうなった(なってしまった)のは、7月より草津本店、8月より彦根店でも開始した「スマートコーチング」の影響です。私自身もコーチを務めるスマートコーチング、その中で学びトレーニングを重ねたことで、以前はほとんど上半身の力を意識していなかった(使えていなかった)ことが発覚してしまいました。これは正直、かなりショックでしたね・・・(泣)

以前のハンドルでは違和感がすごかったので、スマートコーチングの効果と理論を最大限発揮出来るポジションにするため、換えて半年に満たないハンドルたちを断腸の思いで交換しました。

ですが、今回交換したことで、かつてないほどに快適で楽にパワーを出せるようになり、ハンドリングやダンシング時の操作性も抜群に良くなっています。

ルックスだけでなく、出力や操作性をも大きく左右する「ハンドルバー」の交換。

さらに進化したスタッフ田中のハンドルトークが聞きたい方は、お気軽にお尋ねくださいね!

この記事を書いたスタッフ

HIROKI TANAKA
彦根店 店長 田中 宏樹
明るく朗らかな性格で常に元気に仕事をしているフロアスタッフ。
各メーカーのジオメトリーやサイズ、規格などに精通しており、それを諳んじるぐらいに記憶している。
元陸上部だったこともあり、高い心肺機能を有していることから、ヒルクライムのホビーレースで上位に食い込む実力がある。
とにかく時間があれば自転車に乗っている自称・他称「自転車バカ」。
イベントでは初めての方が安心して乗り出すための「デビューライド」や「モーニングライド」、
また平日休日問わずに行われる「トレーニングライド」など多岐にわたる。
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