STRADABICYCLES -ストラーダバイシクルズ-

インドアジムスタッフタイム

“ビワニ”で見る「スマートコーチング」の効果![スタッフ田中]

最近は寒さを感じる日も多くなってきましたが、相変わらず月間1000km以上を目標にトレーニングしているスタッフ田中です!

次のレースは伊吹山ヒルクライムの予定なので、本番まではまだまだ期間がありますが、今年はオフシーズンも体力向上が可能なトレーニング環境が整ったと思います!

その一つが、各店で提供させて頂いている、「SMART Coaching」のサーキットトレーニング。

SMART Coaching代表・安藤隼人コーチ指導のもと、私もコーチを務めております! そして、私自身もサーキットトレーニングに励んでいます!店でやり放題なのは、まさに役得!(笑)

すでに多くの方がその効果をご体感頂いていますが、私自身も体の使い方ひとつ、意識ひとつでこれほどまで走りが変わるのか!?というような体験がここ最近のライドでいくつかありましたので、それを紹介させて頂きますね。


実は先日、ビワイチならぬ”ビワニ”(北湖×2周)を一人で行いました!・・・一人で!(笑)

STRAVAのログはこちら

約300kmのライドですが、その平均速度は「34.2km/h」。


1周目


2周直後

過去に単独ビワイチでベストタイムを出した時と同じ平均速度で、2周を走ることが出来るようになったんです!(しかも当時はエアロロード、今回はノーマルロードにローハイトの鉄下駄ホイール)

この結果には自分でも驚きましたが、その背景には日頃のトレーニングだけでなく、スマートコーチングで学んだ「体の使い方」が大きく貢献したと実感しています。

スマートコーチングのサーキットトレーニングでは、バイクに関連する筋力・神経系の両面からトレーニングを行っています。その全てが、今回の速度維持に役立ったのです。

例えば、信号待ちからのスタートダッシュ。加速が遅ければ、その間に平均速度はみるみる落ちますよね。私は単独走行の場合、後ろを気にしなくて良いので巡航速度まで5秒ぐらいで一気に加速します。ビワニの場合は36~38km/hぐらいになるよう、停止からの加速は、だいたい450~550wぐらいのパワーで漕ぎ出していました。

それだけ聞くと、かなり脚への負担になるように聞こえるかもしれません。ですが、腕の引きと正しいフォーム、重心移動を意識すれば、体幹が連動してほぼ脚を使わずにそれぐらいのパワーは出せます。ですから、終盤まで何回でもスタートダッシュで巡航速度まで持っていくことが出来るのです。

当日のパワー分布。巡航速度まですぐに乗せるので、74%は低中強度。

そして、もう一つは速度が落ちてきた際のペダリングのリズムの戻し方。疲れてくると、どうしてもケイデンスが落ちて重いギアで踏み込むようになりがちです。(参考までに平均ケイデンスは1周目 98rpm、2周目93rpm、全体96rpm)

以前なら、気づいたときに一度は意識するものの、またすぐにペースが崩れて踏み込むペダリングになっていたでしょう。ですが、ペダリングにおけるリズムの取り方が、スマートコーチングをやるようになって大きく変わりました。具体的には腿を上げる動作でリズムを取るようになりましたね。

下死点で踏み込まずに正しい重心位置とテンポをキープできるようになり、自ずとケイデンスは戻せるようになりました。疲労の溜まりにくい高いケイデンスで走れるので、巡航速度が極端に落ちずに済んだと言えるでしょう。(とはいえ後半は落ちたのでまだまだ修行不足ですね)

他にも疲れた時にハンドル荷重になってしまうのを正しい姿勢に戻すコツや、楽にパワーを出せるダンシングの技術など、様々なプラス要素をサーキットトレーニングから吸収することが出来ていると実感しています。がむしゃらになってしまいがちな短時間高強度の練習より、中強度で追い込まずに走るロングライドに於いては、特にそれを実感出来る機会が多かったですね。サーキット受講者のみなさん、効果を実感するなら単独で「ビワニ」がオススメ!!・・・知らんけど(笑)

ビワニで確かに感じたスマートコーチングの効果。
効果が表れてきたとはいえ、私もまだまだ発展途上です!
コーチとして、一人の競技者として、皆様と一緒にもっともっと成長出来るよう、これからも精進致します!!

この記事を書いたスタッフ

HIROKI TANAKA
彦根店 店長 田中 宏樹
明るく朗らかな性格で常に元気に仕事をしているフロアスタッフ。
各メーカーのジオメトリーやサイズ、規格などに精通しており、それを諳んじるぐらいに記憶している。
元陸上部だったこともあり、高い心肺機能を有していることから、ヒルクライムのホビーレースで上位に食い込む実力がある。
とにかく時間があれば自転車に乗っている自称・他称「自転車バカ」。
イベントでは初めての方が安心して乗り出すための「デビューライド」や「モーニングライド」、
また平日休日問わずに行われる「トレーニングライド」など多岐にわたる。
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