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スタッフタイム〜土倉鉱山へミニツーリング〜

ストラーダバイシクルズのスタッフの仕事やライドにまつわるコトをブログ形式で情報発信していく「スタッフタイム」を掲載開始します。

第1回目は京都店スタッフと走った「土倉鉱山へミニツーリング」。

ストラーダバイシクルズの代表、井上が大のツーリング好きであり、今年からスタッフにその楽しさを伝授すべく、店休日を利用して各地にツーリングに出かけています。

今回は滋賀県の木之本にある廃鉱「土倉鉱山」を目的地に、旧北国街道の木之本宿から杣人の集落を通り、途中に大正時代に開通した細い隧道を通っていく、全長約30kmのショートコース。

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今回は京都店メンバーへツーリング研修。走行距離じゃない、平均速度じゃない、パワーじゃない、獲得標高でもない、そんなデータから解放されて純粋に辺りを見渡して行きたいところに走っていく。そんなミニツーリングの楽しさを知ってもらうことにしました。

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同時にストラーダ井上の趣味である写真も取り入れながらのツーリング。昔交通の要衝だった木之本宿。時代を感じさせる文物が残っています。中には昭和の時代を感じさせるものも。人口減少や商業地の変化を感じざるをえない風景ですが、懐かしさを感じるものでもあり、ツーリングのひとつの楽しみにもなっています。

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本陣跡地の薬店。明治?大正?薬の看板がたくさん掲げられています。そういえば現在のように店舗の看板を軒先に飾るようになったのは随分と近代になってからだと聞きました。江戸時代はこの看板のように入口付近に掲げるものが主流だったとか。

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木之本宿を外れ山岳地に入っていきます。のどかな田園地帯を過ぎ河合の集落へ。小さな吊り橋を自転車で渡りきれいな清流を脇に見ながら走ります。しばらく杣人の集落を走り、田園地帯へ。そこからまた道を外れ急峻な道を登っていくと、突然小さな暗い隧道が現れます。大正時代に穿たれた「杉本隧道」です。幅は2mと狭く、灯りも乏しい細いトンネルです。なにやらプチアドベンチャーの様相。

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暗く吸い込まれてしまいそうな隧道。路面も湿っていてなんだかひんやりします。入口と出口のあたりは元々のレンガ造りが残っていますが、真ん中のあたりは数カ所崩落したような跡があり、コンクリートを吹き付けて補強したあとや、鉄のブレースで補強したあとがあり、何やら物々しい・・・。でも割とクルマの往来もあり、近くの集落の生活道路のようです。こんなところを走るのもミニツーリングの醍醐味。

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そして更に山に入ること30分。目的地の土倉鉱山に到着しました。鉱山入口はグラベルロードになっており走行には注意が必要ですが、基本的に鉱山の跡地までそのまま合法的に入っていけます。ここは明治に開山され昭和60年代末期まで掘られた鉱山だそうで、現在では生い茂る緑がコンクリート造りの施設跡を飲み込むような景色になっています。そのためか「滋賀のラピュタ」と呼ばれているそうです。コンクリート造りの施設跡は一体なんなのか定かではありませんが、昔は労働者がたくさんいて仕事をしておられたのだろうと、当時を想像して思いをめぐらしました。その異様さに圧倒されながら何度もシャッターを切りました。

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さてミニツーリングも終盤。木之本宿にまで一気に下り、フォトジェニックな看板や商店などを撮ったあとは、京都店店長の厚海のリクエストで、名物のサラダパンを。たくあんが挟まれたコッペパン、有名だそうで、基本的にサイクリング中はグルメを食したり名物ライドをあまりしないストラーダ井上も思わず買ってしまいました。

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ちょっと買いすぎ。

さて秋が深まってきている10月、みなさんもこんなミニツーリングいかがですか?レース色の強いストラーダと思われがちですが、代表の井上は学生時代から全国各地をツーリング、そして近年は旧中山道や旧東海道を始め五街道を、昔の道を忠実にたどる「街道ツーリング」を走破しています。もともとツーリングのイベントも非常に得意ですので、今後はどんどんこんなツーリングを企画していきたいと思いますのでぜひお楽しみに!

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