STRADABICYCLES -ストラーダバイシクルズ-

スタッフタイム

長良川鉄道に乗ってきました[スタッフ松岡]

郷愁というものがあります。僕の場合は列車の先頭の窓と、川の流れに沿って海まで行くこと。全てではありませんがそのどちらをも満たす小旅行に出かけてきました。

秋晴れに恵まれた先日、古い友人に誘われ二人 岐阜県へ。目当ては長良川鉄道。サイクリング列車と名づけられた車両が運行されており、関駅からならそのままバイクを載せて移動する事が出来ます(要予約)。

http://www.nagatetsu.co.jp/images/deals/Cycling201603.pdf

8時36分の電車に間に合うように関駅までは快適ドライブ。駅前の市営駐車場にてバイクの準備、続いてコンビニで腹ごしらえ。その間に出会う登校中の小学生が皆 挨拶をしてくれます。そんな元気な声に心癒されつつ関駅では女性の駅長さんと ロードバイクユーザーだという駅員さんとしばし立ち話。予約しておいた旨を伝えると

「あー、電車の方には言ってありますんでー」とのこと。このユルさには思わずにんまり、楽しくなりそう、と友人と顔を見合わせます。若い駅員さんからは近くのおすすめコースや、ライド後にピッタリという美味しいラーメン屋さんといったサイクリストならではの情報も。通勤・通学時間のピークが過ぎたからかすっかりのんびりムードでお喋りが弾みました。到着した電車にバイクを積んで前方に陣取ります。子供の頃(今も)運転席の後ろから見る風景が好きでいつも前の方に行きたがるので母親に面倒くさがられてたのはもう40年以上も前のこと。今は大人になったので堂々と自分の意志で最前列に。とはいえ1両しかないワンマンカー。最前列も何も乗れば運転席は目の前です。存分に車窓に流れる景色を満喫いたしました。

 

ゆっくり駅に入ってくるワンマンカー

独り占めしたこのベンチシートの快適なこと

 

心地よい揺れと ベンチシートの暖房が招く睡魔に抗いながら1時間半、美濃白鳥に到着。駅員さんと電車のおかげですっかりリラックス。駅前のノスタルジックなお土産屋さんで写真を撮ったり、駅周辺の地図を見て盛り上がったりでなかなかスタート出来ません。そもそも予定も

「長良川鉄道に乗って後はのんびり走って帰ってこよう」てな具合。帰りつけるのか我々は!?

とりあえず川沿いに走ればどこかに辿りつけるだろう、と走り出します。古い街道や川沿いの県道、そして未舗装の河川敷の道があると僕たちの駆るグラベルロードの本領発揮、少し体重を後ろに落として突入です。ヒャッホー! ウズラ卵大の丸い石の混じる道や畑のあぜ道との境目、落ち葉で埋もれた遊歩道などロードバイクでは躊躇するような、でもMTBでは物足りないような道をおっさん二人がキャッキャ言いながら走ります。下り基調の川沿いの道では紅葉が見事で、まるで黄色と赤の色の渦に飛び込んでゆくようでした。

朴葉で埋もれる細道。カサカサ踏みしめながら走ります

自撮り。左のポスターは郡上八幡のキャラです。故さくらももこさん作。

 

途中の川原で休憩。ドリップコーヒーを淹れて他愛もない話でケラケラ笑ったりまたカメラをかまえたり。ここまで二時間かけて走行距離25km。川沿いの細い道を見つけるとついつい突入、行き止まりですごすご引き返し、てな行程なのでちっとも進みません。それでも焦ることなく川べりやあぜ道を走ったりかついだり。

お昼ご飯は郡上八幡で。きれいな川を見ながら細い堤防を逆のぼり階段をかついで上がって細い路地に入り込みカメラを構えて、とここでも先に進みません。それでも「新そば」の貼り紙のあるお店に上がり込み 香りのよい蕎麦と自然薯のからまる飛騨牛丼を蕎麦湯とともに堪能いたしました。

小ぶりな丼とざるでしたがそれでもお腹はもういっぱい。14時だというのに夕方の気配を帯びてきた中を走り出します。山から引いた水を集落で共用している洗い場や川岸に張り出した家屋、「川ガキ」が飛び込む有名な橋など郡上八幡だけでも見どころ満載でしたがそろそろ風も冷たくなってきたのでやっとこさ先を急ぎます。ここからは県道と国道を織り交ぜて寄り道もそこそこに快速クルージング。太いタイヤの快適性能がここでも発揮されます。

街のあちこちに水路が

共同の水場もそこかしこに

ゆっくり散策したくなる街並みでした

関駅に帰り着いたのはちょうど小学生の下校時刻。横断歩道を渡る際にキチンと車に頭を下げる彼らにまたも癒されつつ車にバイクを積んで本日のツーリングは終了、あとは高速道路で帰るだけ。

走行距離75km、所要時間5時間半(電車除く)のショートトリップでした。ずっと川沿いの下り基調で地図がなくても分かりやすく、風景の変化にも富んだ楽しいコースでした。今回は未舗装路を選んで走りましたが、県道や国道も充分に走りやすくクロスバイクでも存分に楽しめると思います。次は桜の季節に走ってみたいものです。ご興味おありの方は松岡まで。

 

 

この記事を書いたスタッフ

HIROYUKI MATSUOKA
スタッフ 松岡 宏行
姉妹会社の株式会社ライダスでサイクリングガイドを担当。ストラーダバイシクルズでは草津・彦根両店でフロアに立つ。脱サラして飲食店を経営していたことがあり、ストアイベントではよく料理を振る舞ってくれる。和食系が得意。他にも世界各国をバックパッカーで旅した経験がある。約40カ国を2年で周遊。エピソードとしてはケニアからエチオピアを貨物トラックの荷台で4日間かけて陸路で移動したとか、エジプトではヒッチハイクしたのがロバ車だったとか、トルコでは腹痛に見舞われ、急遽運ばれた病院で盲腸のオペしたとか、数多くの逸話を持っている。
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