全日本を終え、約1ヶ月ほどのインターバルを挟んで迎えた久々のJシリーズ。

途中、木島平J2やニセコJ1の2戦には不出場だった為、相当にポイントは厳しい状態。
朽木でのDNFと全日本のポイントが付かない為、現時点でのランキングは58位。エリート残留ギリギリのラインに居る状態。
焦りは確かにあるが、自分の力を全て出せば結果は自ずと出てくると信じ、こつこつとトレーニングを行って当日を迎えた。

日々のトレーニングで気をつけた事は「無理をせず、無理させる時には目いっぱいやる」という事。
加齢による体力低下や免疫力低下は無視できないレベルまで来ている。
1年前と同じ内容のボリュームではオーバーワークに嵌るケースもあるので、超回復を前提としたトレーニング内容に切り替え、週一回のトレーニング時間に完全集中するようにした。

絶対的な練習時間は少ないと思うが、それを内容で凌駕する。



レース前日の試走。
前日の雨を含んだ路面は滑りやすく、一瞬のスキが怪我に繋がる。

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Photo By 巨匠佐野大先生

完全なドライコンディションだった全日本のイメージで下りを攻める。前輪が滑る。そのまま崖下の切株へダイビング・・・
大腿骨の付け根を強打し、息ができない程のダメージ。

徹底的にアイシングして患部を冷やすが、痛みは引かない。
脚を20cm上げるだけで激痛が走る。
ペダリングで踏み込む時よりも、バイクへの乗り降りが厳しい。

完全に自分の不注意。
今後のレースや仕事を考えると走らない選択肢もある。
走るか走らないかは、スタート直前まで悩むことにして、レース当日を待った。



レース当日、天候は晴れ。
しかし、前夜に降った雨で路面は所々マッドコンディション。

脚は依然として痛みが引かない。
とりあえず出てみるが、正直、どこまで走れるかわからない。
スタートして痛みを感じる場合はその時点で辞める事として、召集へ向かった。

スタート位置は52番手。
後ろには10名も選手が居ない状態。
仕方が無い。コツコツと上げていく。

天候も回復し、風も無く湿度を含んだ熱が身体全体を覆う暑さの中、スタートのピストルが鳴った。

スタートではできるだけ重いギアにして前へ前へとバイクを捻じ込む。
ラインも上手くハマり一気に20番手くらいまで上げる事ができた。
「OK!ここから一気に・・・!」

と思った瞬間、左から選手が倒れてくる。
直ぐ前、中央部分で3、4名が絡む落車が発生。
これによりコース外まで押し出され、完全にストップ。
どうにか復帰した時には40番手くらいまで下がってしまう。

この落車により先頭20名とは一気に大きな差がつく。
焦っても仕方が無い。
下りでは前に合わせ、登りではインターバルが掛からないようじわじわと一人ひとりを抜いていく。
脚の痛みは感じない。それよりも前へ進む事、苦しみを感じる事が楽しくて仕方が無かった。集中していた。

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Photo By 巨匠佐野大先生

1周目を終了し、順位を確認すると20番手後方まで上がった。身体は動いている。
しかし、暑い。
風を感じない森の中のヒルクライムでは、とにかく水をこまめにこまめに摂った。
冷静に冷静に、淡々と攣らないように、負荷を掛けすぎないように、オーバーヒートしないように。

3周回ほどを過ぎ、15位くらいのパックまで上がってきた。
ああ、戻ってきた。この場所だ。ここから先に行きたかったんだ。

得意な所で仕掛ける。前へ出る。直ぐに後ろにプレッシャーが掛かる。後ろに下がる。
これの繰り返し。物凄く、楽しい。
自分の限界で戦える。物凄く、楽しい。

練習量の少なさから来る不安、前日の怪我の不安は全て無視する。
今は好敵手との、尊敬できる選手たちとの殴り合いのような戦いに没頭する。

結果、完走はできず。
-1LAPの18位で終了。



少しずつだけど、戻って来れたような気がした。
しかし、もっと強い選手、速い選手も不在なレースでのリザルトで満足してちゃいけない。

走らせていただける環境で、走る事が大切な事になったこの環境で、自分なりにもっともっと成長したい。
次戦は1ヶ月半ほどのインターバルが空く。この期間で何ができるのか、何を変えられるのか?

「壁を越えるには、もっと前へ進むには」

自問自答しながら残された時間を楽しもうと思う。
八幡浜のレースを終え、一週間という短期間のスパンを置いて、今年一番の目標とするレース、全日本選手権がやって来た。

惨敗だった八幡浜。その間の一週間という短い時間では、やれる事なんてたかが知れている。
疲労を重ねない為にはトレーニングではなく、調整走程度にしておいた方が無難かもしれない。
しかし、今の自分には「これだけやった」という事実が重要。
その為に週の半ばまでは通勤の距離を利用して、1時間30分、とにかく常に追い込むトレーニングを繰り返した。

レース以上の負荷を身体に染み付かせ、憶え込ませる。
レース中に「楽」をする為に、出来る限りの「苦」を経験して、レース当日を待った。



レース会場は昨年と同じく、富士見パノラマスキー場。
基本的なコースレイアウトは同じだが、所々に手が加わり「楽しいコース」に変わっていた。

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Photo By δ

しかし、「楽しいコース」なのはドライコンディションの時。
雨が降ればかなり難易度の高いコースになる事が予想できた。

天気予報は「雨」。

ドライコンディションで試走した時の良いイメージを崩さないよう、試走は1周のみとし、無駄に体力を削らないようにした。
本来ならばしっかりと何周も試走を行い、完全にコースを理解すべきだが、加齢による回復力の低下を無視してはいけない。

何度も何度も失敗してきて付けた知恵。
準備不足は、今まで培った知恵や経験を総動員してカバーする。



レース当日。
6時に目覚めると、外は晴れ。
天気予報は終日、晴れ。

「イケるかもしれない」

会場で会う人、とても大勢の方から「連覇」という言葉をいただいた。
とても嬉しいし、照れくさい反面、その為の準備が万全でない自分にとっては、少なからず重たい言葉だったのも事実。
だから、「連覇」と言われる度に、「絶対ムリ!」と返してきた。事実、自分でもそう思っていた。

「勝てるかもしれない」

朝、起きた時の天気を見て、初めてそう感じた。



レース直前まで、チームのみんなと一緒に過ごす。
自分がスポーツバイシクルを始めるきっかけを作ってくれた井上店長も応援に来てくれた。

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Photo By Itomemedia

そんなみんなの背中を押されて、スタートラインに立った。

相変わらず、スタートダッシュは遅く、5番手まで落ちる。

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Photo By テンチョー井上

最初の登りで一番危険だと思っていた、北島選手が飛び出す。
後輪が滑らないよう、芝の路面に入るのを待つ。
インターバルにならないよう気をつけながら、90%の力でダンシングする。
背中の意識が消えた。

恐ろしく速い北島選手の下り。絶対に焦らない。
離れても良いからミスだけ絶対しないように注意して下りきり、登りへ。

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Photo By テンチョー井上

さぁ、はじめよう。ここでレースを決めよう。

一気に上げず、じわじわとシッティングで詰める。
一緒に来られるのが一番危険な選手だからこそ、一気に仕留める。

前へ出た瞬間、100%の力でペダルを踏む。
これでムリなら、今日はムリって事だ。

背中がすっと軽くなった。後ろは見ない。絶対見ない。弱みを見せたら終わる。自分が終わる。

最後まで登り切り、交差する所で差を確認する。
予想以上に離れた。今日、登りは大丈夫だ。



さぁ、一人になった。
ここからどうやって集中するか。

ふっと気を緩めると入り込んでくる雑念。
「去年とは違うんだ」、「練習してないから直ぐに脚が攣るって」、「3周も身体が持つわけが無いよ」、「ムリだ、ムリムリ」・・・

全てを無視する為、自分の前に誰かを置いた。
時には筧五郎、時には沢田時・・・色んな背中を思い浮かべた。

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Photo By テンチョー井上

下りはとにかく慎重に。かなり遅くても良い。
登れない所はバイクを降りた。不恰好でも勝ちたい。

去年とは違う。追い込み過ぎたらどこかで壊れる確信があった。
だから、時間を有効に使った。

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Photo By Itomemedia

もっと速く走れたかもしれない。
ペースを調整しながら、追い込むべき場所、休む場所、手を抜く場所を考えながら走った。
自分の中では「面白く無い走り」だった。タイムがそれを物語っている。
けど、それでも勝ちたいと思った。



ゴールした時に感じた安堵感。
去年、勝利を勝ち取った達成感とは全く違う感情が、そこにあった。

もっと前を向いて居たい。
もっともっと強くなりたい。

大好きな仕事と大好きなレースの両立。
走ることを許される素晴らしく嬉しい環境で、自分に出来ること、自分が発信できることをもっともっと考えて、より成長して行きたいと思った。

そんな全日本マスタークラス、最後の挑戦だった。
前戦での惨敗を糧に、しっかりと身体を作り直して臨む予定だった八幡浜のオリンピック選考会。

しかし、朽木の大会直後に取り組んだトレーニングによって逆に体調を崩してしまい、満足なトレーニングを積む事ができなかった。

濃密なトレーニングを課す事ができる身体さえも、メンタリティさえも持てない自分。
本当に自分は競技者として今後も続けていくことができるのか?

そんな漠とした不安を抱えつつ、4年ぶりのオリンピック選考レースのスタートラインに立った。



今回のレースから、新しいバイク「CANNONDALE FLASH29'ER」を投入。
昨年の八幡浜のレースで感じたビックホイールバイクの可能性。

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Photo By Itomemedia

井上店長に我侭を言い、新機材の投入をさせていただいた。
バイクのクオリティは非の打ち所が無い。後は乗り手が問題。

バイクに身も心もシンクロさせるまで乗り込んだ訳では無かったが、前日の試走では確かな手ごたえを感じる事ができた。



レース当日。天候は晴れ。完全に力勝負となるコンディション。
スタートコールは6列目くらい。前戦に取れなかったポイントが痛い。

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Photo By Itomemedia

スタート後、進路が無くなりフルブレーキ。後方スタートの場合、良くあるシチュエーション。仕方が無い。
そのままシングルトラックへ。この時点で50位くらいか。

八幡浜のコースはシングルトラック率が高く、半周もすればトップとの差が簡単についてしまう。
しかし、これも自分の責任。後半に控える舗装路の登り坂まで力を温存する。

そして舗装路の登り。
おかしい・・・身体のキレが悪い。得意の登りで踏めない。

思ったよりも先に進めず、40位くらいで1周目を終了。
この時点でトップや「自分が居たい場所」の選手は、もう、全く、見えない。

けど、諦めない。
少しでも少しでも前へ、一人でも一人でも先へ。

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Photo By 巨匠佐野大先生

ラップを重ね、どうにか25位くらいまで上げる事ができた時、チェーンジャム。
完全に自分のミス。焦った自分のミス。

一気に5名程に抜かれ、ここで終了。
前の自分ならここで「負けない気持ち」が芽生えていたが、今の自分にはそれが無い。
気持ちを裏付ける「やるだけやった」という練習量とその自信、誇りが無い。
だから、気持ちで負ける。

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Photo By Itomemedia

-1LAP。33位で終了。



レース後、かなり落ち込んだ。
誰とも口を利きたくないくらい、自分の殻に閉じこもった。子供みたいな態度を取ってしまった。情けない。

けど、悔しいんだ。

この気持ちには逆らえない。

今年一番の大きなレース、全日本選手権。
たった一週間。それだけしか猶予は無い。
この一週間で何ができて、何ができないか。

とりあえず、前戦と八幡浜で感じた「悔しい」という気持ち、自分自身に対する腹立ちを、前へ進む力に変えるため、一週間を過ごし、全日本を迎えようと思った。
自分が主戦場として闘うジャパンシリーズ。
実質上の緒戦となるJ1格式の第一戦が、地元滋賀県で開催された。

地元開催ということで、レースイベントの盛り上げを加速させるべく、当店ストラーダもブース出店を行う。
お店から2時間程度というロケーションの為、数多くのお客様やチームメンバーも応援にお越しいただいた。

そんな大勢の応援の中、恥ずかしい走りだけはしたく無い。

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心地よいプレッシャーの中、スタートラインに立った。



前年度ランキングと、前戦菖蒲谷のポイントが考慮され、スタート位置は2列目。絶好の位置。
午前中の雨によりコースは泥模様だが、降雨は無し。
途中の劇坂(壁)での押し対策で、バイクは26インチの軽量バイクを選択した。

スタート直後、身体の動きは悪くない。
少しでも前に入れるよう、前輪をねじ込んで行き、15番手くらいまで上げる。やはりスタート位置が良いと展開がやりやすい。

そして劇坂区間に入る。ほどなくして押しが入る。
元々膝が悪い自分は押しの練習ができない。
もちろんそれだけが理由ではないが、自分自身、押しがかなり遅いのを自覚している。
途端に落ちていく順位。
劇坂区間を終え、少し落ち着いた時点では20位前半まで落ち込んでしまった。

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それにしても、全体的に泥がキツい。
わかってはいるが、冷静さを欠いてペダリングが雑になり、結果、押しを入れてしまうことになる。集中できていない。

どうにか順位はキープしつつ、2周目へ入る。
相変わらず所々の泥区間で押しに入る。

シューズをペダルから外した際、違和感を感じる。
「バチン」ではなく、「グニャリ」と外れた感じ。

気にせず押しを終え、再びバイクに飛び乗るが、どうしても右足がペダルに入らない。
泥のせいだと思い、何度も何度もペダルを蹴って泥を剥がす。
しかし、どうしてもペダルがクリートをキャッチしてくれない。

「もしかして、クリートが緩んだか?」
いやな予感がしたが、ネガティブな要素は無視する。
右足がシューズに固定されない状態で登り、下る。
もちろんペースは大きく落ち、続々と後続に抜かれていく。明らかにおかしい。

しばらくランニングして、右足を見てみると、クリートが、無い。

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レースは終了。
次戦でのスタート位置を考え、1ポイントでも取れるよう、リタイヤせずにランニングして周回を重ねる。
大勢の仲間に声を掛けられながら。
自分の力を出せなかった、見せられなかった、その悔しさ、不甲斐なさを次戦に活かせるよう、しっかり受け止めながらトップにラップアウトされるまで自分の脚で走った。

結果、65位。1ポイント獲得。



今回、レースを走ってみて分かった事。
去年の自分と比べて、明らかに速くはなっていない。けれども明らかに遅くなっている訳ではない。

レースシーズンが始まってしまった今から大きな飛躍を遂げる為には、何かの変化が必要な事はわかっている。
後は、それをやれるか。やる意思があるかが重要。

自分がやりたければ、やれるはず。

悔しい気持ちはその想いを一層、強いものにしてくれたような気がした。
2012年のレースシーズンがスタートした。

昨年とは職業も変わり、レースに対するスタンスも微妙に変化している。
「自分の事よりも他の人が楽しむ事を優先したい」そんな気持ちで日々を過ごしているせいか、自分自身のレースに対する姿勢に少しずつ変化があるような気がする。
「甘え」というか「貪欲さが抜けた」と言うか・・・
全日本も獲り、ある意味「やりきった感」があるのも事実。

しかし周りを見てみると、若いライダーの頑張りであったり、同僚の刺激的な活躍などがあり、「まだまだオッサンもがんばりたい!」という気持ちがあるのも事実。
我ながら欲深いと言うか、単純なのだと思う(笑)

やるからにはちゃんとカラダは作っておかねば。
ふわふわした気持ちで走れる程、甘いレースではないし、何より同じレースを走るライバル達に失礼だと思った。
だから、冬にとにかく乗り込んだ。
淡々と長時間乗り込みを行い、垂れない攣らない脚を作る事が一番重要。

昔と違って、ガッツリと集団で高負荷長時間の練習が出来ずらい現状では、「自分のレベル」がわかりずらい。
自分がどのくらい強く、弱くなっているのか?
そんな不安を抱きつつ、レース当日を迎えた。


今回のレース会場は兵庫県はたつの市。自宅からは車で3時間程度の場所。
お店は週末に多くのお客様で賑わいを見せる。少しだけでもお店に居たい。
土曜日は通常通り、お店に出て、日曜の早朝に移動することにした。

ここでミステイク。
見事に寝坊してしまい、試走時間に間に合わず・・・
色んな人にコースレイアウトを確認してみると、基本は昨年と変わらないらしいが・・・

昨年のポイントランキング順でスタート位置が決まるので、6番手スタートとなるがこの状態では周りに迷惑を掛ける事は必須。
スタートは最後尾にして後から追い上げる事にしようと決めつつ、レース前のアップを始める。

右足にかなりハリを感じた。痛みといっても良いくらい。
いつもそんな痛みは出ないから立ち仕事は関係無い。ふと不安がよぎる。

そしてスタートコール。
私の前に出走予定だったライダーがDNSだった為、5番手のコース。
と、言うことでフロントローからのスタート!周りは全員ワークスライダー・・・
「最後尾からスタートします」と言える雰囲気じゃなかったので、流されるままスタートコールを受けつつ、最前列へ。

仕方が無いので、スタート直後のジープロードの登りで抜かれてある程度まで順位を落とす事にする。
ワークスライダーに囲まれ、違和感全開の状態でレースはスタートした。


ペダルキャッチもほぼ問題なく出来たが、前述の通り、順位を下げる為、安全マージン確保を優先してジープロードへ。
元気な選手が数名抜かしていくが、追わずに順位を落とす。
試走をしっかりしていればムダに順位を下げる必要は無かったのだが、それも全て自分のせい。先頭集団を見送り、10番手くらいまで順位を落とす。

この位の順位だと、自分とちょうど同じくらいの下りのスピードになるので、非常に快適。
前のライダーの背中をみながらコースを確認し、進んでいく。

1周回を終了し、コースのチェック完了。
ここから、全開でペダルを踏み込む。
意外にも脚が回る。バイクが進む。
冬の乗り込みが効いているのか、登りでアドバンテージを感じる。

コースは木の根が複雑に絡まり、ベストラインが掴みにくいコース。ここは経験でカバーできる。
バイクが進む場所に身体を置き、バイクが惰性で進むラインを見極め、1秒でも無駄な力を加えないように冷静に対処する。

かなり暑い。
ペダリングできる場所でロスしてでも水を取る。
1秒のロスが30秒以上のタレを防いでくれる。冷静に対処する。

3周回を完了し、劇坂登りで右足に違和感を感じる。
クリートが緩んだか?引き足でシューズが動く。
実はシューズは昨晩に下ろしたて、クリートは当日に装着した即興品(苦笑)

「大丈夫・・・大丈夫・・・」と自分を誤魔化しつつ、周回を重ねるが、ペダリングに違和感があったせいか、やはり右足の痛みがあった部分が痙攣しだす。
痙攣で怖いのはペダリングを辞めた時に生じる「痙攣が痙攣を呼ぶ」現象。
とにかく絶対に右足を付かないように、ペダリングが止まらないように注意して自分を誤魔化しながら周回を重ねる。

身体はあまりキツくなかった。
パワーメーターをにらめっこしながら、通勤時に山を走っている時の方が苦しいくらいだった。
しかし、高強度を長時間行うトレーニングが不足していたせいで、身体の消耗に関しては対処できていない。
ここでも気持ちの勝負!自分を誤魔化しながら、ラストラップで突入した。

ラストラップ。意外にも身体も脚も余裕がある。
けど、楽になりたい気持ちが勝ってしまい、前を追う事ができない。
ここは今後の課題。

後ろとの間隔を測りつつ、ゴール。9位。


昨年よりも練習量は減り、気持ちの上でも落ち着きつつある今シーズン。
正直、どうなるか全然分からなかったけど、やっぱり単純にレースは楽しい!面白い!

限界近くに追い込んでいるからこそ分かる機材の善し悪しや、サプリメントの効果。
レースの現場に居るからこそ、見えてくるものってあるんだなぁと実感した一日でした!

さぁ、次は5/6の滋賀県朽木でのJ1シリーズ開幕戦!
全国から猛者達が集うこのレース。
地元として大盛り上がりさせちゃいたいので、万全のトレーニングで当日を迎えようッ!
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本日、3/24はチームメイトの結婚式にお呼ばれしてきました!

ウェルカムボードには巨匠佐野大先生のイラスト、そしてストラーダレーシングのジャージが・・・
なんだか、もの凄く嬉しかったです。

新郎新婦のお二人とは、北は北海道から南は愛媛まで、とにかく色んな場所へ一緒に遠征させてもらいました。その全てが自分の宝物です。
そんな二人の結婚式。新郎は凛々しく、新婦はとてもとても美しかったです。

新郎は今シーズンを闘う相棒スカルペル(重量8kg未満!)に乗って登場!(笑)

テンチョー井上があらゆるテックスキルをふんだんに盛り込んだスペシャルバイク。
このバイクで闘う姿が見れるのが、本当に楽しみです!!!

Jシリーズに参戦している仲間も多数参加し、個人的には久々に会う仲間との語らいはとっても心休まる時間でした。

みんなと一緒だから、走れる。闘える。
そんな当たり前の事を再認識させてもらった一日でした。本当に全ての事に感謝です。

さぁ、まもなく4月。
例年よりも乗り込みの開始時期が遅れているのは事実ですが、与えていただいた環境で精一杯、自分に挑んでみようと思います!
明日から37歳。まだまだモガキますよっ!!!(笑)
     プロフィール画像

感謝。

とある一日。一本の電話があり、ササやんから伝言・・・
「ヤマモトリョウスケって人から、BIKEFitをお願いしたいって電話ありましたよ」

ううぅん????・・・えええッマジで!?

プロトライアスリート、北京オリンピック代表のあの山本良介さん!?

もー、それはそれはドキドキもので、緊張とプレッシャーで施術当日を迎えたのでした。

そんな自分に一言助言をもらいました。
「いつものように、いつものお客様と同じスタンスでやってみたら大丈夫」

この言葉で背中を押してもらえました。
いつものように、自分の全力でやってみよう。満足いただけるかどうか100%の自信は無いけど、100%の自分を出し切ってみよう。



そして、フィッティング開始。

とにかく「素晴らしくキレた肉体」
本当に美しい「プロが創り上げた肉体」を見せていただきました。

自身の肉体に対する理解度も高く、フィッティングを行いながらの質疑応答も、こちらが逆にご教示いただくような、目からウロコが落ちるような、洗練された視点や意見を持たれておられました。

「これがプロ」

それが、ビシビシと伝わってくるような、そんな研ぎ澄まされた、あっと言う間の2時間30分でした。



どんなに素晴らしい経歴を持っていても、頑固に固執せず、様々な意見を取り入れられる柔軟性と素直さ。

「まずは取り入れてみて、ダメだったら切り捨てれば良い」
「やらずに後悔するよりも、やって後悔してみた方が良い」

実際にやるべき事をやってきた人だから伝わる言葉。重みがありました。



アマチュアレベルですが、僕もまだ競技者として進みたい。もっと強くなりたい、壁を越えたい。
改めて、そう思わせていただけた、貴重な時間でした。

こんな素晴らしい出会いの機会を作っていただいたゴローさん、そして、その環境を作ってくれたお店のみんな。

全ての人に感謝したい一日でした。
     プロフィール画像

最良の時間

疲労困憊の状態で希望ヶ丘からお店に戻ってすぐ、ササやんから伝言・・・
「カケイゴローって人から、BIKEFitをお願いしたいって電話ありましたよ」

ううぅん????・・・えええッマジで!?

最強のホビーレーサー。乗鞍ヒルクライムのチャンピオンであり、イナーメ・アイランド信濃山形のリーダー。
そして、2011年の全日本MTB選手権で戦わせていただいた、最高のレースをさせていただいた最高のライダー。
そんな方のBIKEFitをさせていただけるとは・・・
一気に疲れが吹っ飛びました(笑)

そして、昨日、遠路はるばる名古屋からお越しいただきました。

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とにかく・・・楽しい3時間でした!
フィッティングの事はもちろんですが、レースへの取り組み方からお仕事の話まで・・・

身体も素晴らしいの一言。
こんな肉体を持った人と戦ったのかぁ・・・としみじみ感じると同時に、自分の現状の甘さを痛感した次第です(苦笑)

何より、ここまで実績のある方が、柔軟に第三者の意見を取り入れ、さらに上へ、先へと進もうとされている。
本当に強い人と言うのは、こういう姿勢から生まれるのだなぁと実感しました。

様々な事を感じ、逆に教授いただいた、最良の時間でした。
この経験を糧に、さらにお仕事にトレーニングに励もうと誓った一日でした。
「勝てるかもしれない」では勝つことはできない。
中途半端な取り組み方がリザルトにも表れてしまったレースでした。



実に1年以上ぶりのシクロクロスレース。
見事に勘が鈍っていました。
例えばアップの時間やら、スタート位置の確保やら・・・
気が付けば、スタート位置には他の選手のバイクが一杯・・・

スタートして直ぐに渋滞に嵌る。
端へ端へ追いやられ、前を見ると既に先頭が見えなくなっている。
スタート後、3分間の位置取りでレース勝者への「参加権」の有無が決まるのがシクロクロス。

とにかく後ろ向きな事を考えていても仕方がないので、追い込めるだけ追い込む。
自分がどの位置に居るのかわからないし、わかる必要も無い。とにかく自分がイメージする理想の踏み方を、頭の中のイメージを具現化することに集中する。

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気が付けば40分が終了。
あっという間の出来事。
脚が攣る事も、苦しさで目の前が真っ白になる事も、周りが見えなくなる事も無かった。
追い込み方も忘れてる・・・

唯一つ、「悔しい」と思う気持ちがまだあった事が嬉しかった。
全ては自分への悔しさ。中途半端に立ち向かった自分、言い訳を探している自分、自分に甘い自分。
この悔しさを糧にできるうちは、まだ強くなれる、はず。

春に、同じ間違いを繰り返さないよう、この思いを忘れないでいようと思う。



しかし、レース会場は、相変わらず、楽しかった!
刺激がそこらじゅうに溢れていました。

自転車の楽しみ方っていっぱいありますが、やっぱり自分はレースが最高に好き。
身体がボロボロになるまで、走れなくなるまで。

ホント、一種の麻薬みたいなモノですね(笑)
新年、あけましておめでとうございます!

公私共に激変だった2011年を終え、支えていただける皆さんのおかげで新たな年を迎えることができました。本当にありがとうございました。
本年も初心を忘れることなく、お仕事にレースにトレーニングにと精進していこうと思います!

と、言うことで今年のレース目標というと・・・

「MTB ジャパンシリーズ 日本ランキング15位以内」
「MTB全日本選手権 マスタークラス連覇」

という2本立てで行こうと思います!
この目標に向かって、日々のトレーニングに精を出して行こうと思います。

あと、お仕事面では、与えていただいた環境を活かし、より多くの方とスポーツバイシクルから生まれる笑顔の連鎖を増やすお手伝いをさせていただけたら、と考えています!

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こんな感じの笑顔が、もっともっと多くの人と共有できますように!
微力な私ではありますが、がんばって日々を過ごして行こうと思います!

よろしくお願い致しますっ!!!