2012年4月アーカイブ

2012年のレースシーズンがスタートした。

昨年とは職業も変わり、レースに対するスタンスも微妙に変化している。
「自分の事よりも他の人が楽しむ事を優先したい」そんな気持ちで日々を過ごしているせいか、自分自身のレースに対する姿勢に少しずつ変化があるような気がする。
「甘え」というか「貪欲さが抜けた」と言うか・・・
全日本も獲り、ある意味「やりきった感」があるのも事実。

しかし周りを見てみると、若いライダーの頑張りであったり、同僚の刺激的な活躍などがあり、「まだまだオッサンもがんばりたい!」という気持ちがあるのも事実。
我ながら欲深いと言うか、単純なのだと思う(笑)

やるからにはちゃんとカラダは作っておかねば。
ふわふわした気持ちで走れる程、甘いレースではないし、何より同じレースを走るライバル達に失礼だと思った。
だから、冬にとにかく乗り込んだ。
淡々と長時間乗り込みを行い、垂れない攣らない脚を作る事が一番重要。

昔と違って、ガッツリと集団で高負荷長時間の練習が出来ずらい現状では、「自分のレベル」がわかりずらい。
自分がどのくらい強く、弱くなっているのか?
そんな不安を抱きつつ、レース当日を迎えた。


今回のレース会場は兵庫県はたつの市。自宅からは車で3時間程度の場所。
お店は週末に多くのお客様で賑わいを見せる。少しだけでもお店に居たい。
土曜日は通常通り、お店に出て、日曜の早朝に移動することにした。

ここでミステイク。
見事に寝坊してしまい、試走時間に間に合わず・・・
色んな人にコースレイアウトを確認してみると、基本は昨年と変わらないらしいが・・・

昨年のポイントランキング順でスタート位置が決まるので、6番手スタートとなるがこの状態では周りに迷惑を掛ける事は必須。
スタートは最後尾にして後から追い上げる事にしようと決めつつ、レース前のアップを始める。

右足にかなりハリを感じた。痛みといっても良いくらい。
いつもそんな痛みは出ないから立ち仕事は関係無い。ふと不安がよぎる。

そしてスタートコール。
私の前に出走予定だったライダーがDNSだった為、5番手のコース。
と、言うことでフロントローからのスタート!周りは全員ワークスライダー・・・
「最後尾からスタートします」と言える雰囲気じゃなかったので、流されるままスタートコールを受けつつ、最前列へ。

仕方が無いので、スタート直後のジープロードの登りで抜かれてある程度まで順位を落とす事にする。
ワークスライダーに囲まれ、違和感全開の状態でレースはスタートした。


ペダルキャッチもほぼ問題なく出来たが、前述の通り、順位を下げる為、安全マージン確保を優先してジープロードへ。
元気な選手が数名抜かしていくが、追わずに順位を落とす。
試走をしっかりしていればムダに順位を下げる必要は無かったのだが、それも全て自分のせい。先頭集団を見送り、10番手くらいまで順位を落とす。

この位の順位だと、自分とちょうど同じくらいの下りのスピードになるので、非常に快適。
前のライダーの背中をみながらコースを確認し、進んでいく。

1周回を終了し、コースのチェック完了。
ここから、全開でペダルを踏み込む。
意外にも脚が回る。バイクが進む。
冬の乗り込みが効いているのか、登りでアドバンテージを感じる。

コースは木の根が複雑に絡まり、ベストラインが掴みにくいコース。ここは経験でカバーできる。
バイクが進む場所に身体を置き、バイクが惰性で進むラインを見極め、1秒でも無駄な力を加えないように冷静に対処する。

かなり暑い。
ペダリングできる場所でロスしてでも水を取る。
1秒のロスが30秒以上のタレを防いでくれる。冷静に対処する。

3周回を完了し、劇坂登りで右足に違和感を感じる。
クリートが緩んだか?引き足でシューズが動く。
実はシューズは昨晩に下ろしたて、クリートは当日に装着した即興品(苦笑)

「大丈夫・・・大丈夫・・・」と自分を誤魔化しつつ、周回を重ねるが、ペダリングに違和感があったせいか、やはり右足の痛みがあった部分が痙攣しだす。
痙攣で怖いのはペダリングを辞めた時に生じる「痙攣が痙攣を呼ぶ」現象。
とにかく絶対に右足を付かないように、ペダリングが止まらないように注意して自分を誤魔化しながら周回を重ねる。

身体はあまりキツくなかった。
パワーメーターをにらめっこしながら、通勤時に山を走っている時の方が苦しいくらいだった。
しかし、高強度を長時間行うトレーニングが不足していたせいで、身体の消耗に関しては対処できていない。
ここでも気持ちの勝負!自分を誤魔化しながら、ラストラップで突入した。

ラストラップ。意外にも身体も脚も余裕がある。
けど、楽になりたい気持ちが勝ってしまい、前を追う事ができない。
ここは今後の課題。

後ろとの間隔を測りつつ、ゴール。9位。


昨年よりも練習量は減り、気持ちの上でも落ち着きつつある今シーズン。
正直、どうなるか全然分からなかったけど、やっぱり単純にレースは楽しい!面白い!

限界近くに追い込んでいるからこそ分かる機材の善し悪しや、サプリメントの効果。
レースの現場に居るからこそ、見えてくるものってあるんだなぁと実感した一日でした!

さぁ、次は5/6の滋賀県朽木でのJ1シリーズ開幕戦!
全国から猛者達が集うこのレース。
地元として大盛り上がりさせちゃいたいので、万全のトレーニングで当日を迎えようッ!