スタティックフィッティング

まずは身長や股下、手の長さや肩幅など計8ヶ所を専用の測定器で計測し、その上でシマノが長年蓄積したサイジングデータから「自転車サイズの標準値」を算出し、その人に合った標準的なサイズを計測するのが「スタティックフィッティング」です。
データベースは主要メーカーをほぼカバーしており、世界中の70万回のフィッティングデータを基にしています。

「スタティック＝静的」とあるように、あくまでもここでは「標準値」となる値を計算で静的に算出しますので、この後の「実践的な分析」で問題解決をしていきます。

ペダリングアナライザー

「スタティックフィッティング」で算出された「標準値」をポジションシミュレーターに再現し、その上で実際にペダリングを行いながら細かな調整をします。
あくまでも計算値による「標準値」ですので、「ハンドルの高さ、長さ」、「サドルの高さ、長さ」をそれぞれ微調整していきます。乗りながら位置を調整できるので、ライダーはペダリングを止めることなく、調整していくことが可能です。

ポジションを調整していく上で重要なのは”感覚”ではなく”数値化による客観的なデータ”です。
「ペダリング・アナライザー」ではその名の通りペダリングによるパワーやベクトルはもちろん、ペダルのどこの部分で踏めているか等、ペダリングの情報を瞬時に出力する事が可能です。

フィッターはその値をキーとし、かつ、ペダリングの軌道を客観的に観察しながら、科学的に証明されたロジックを基にポジションを調整していきます。

その上で、約1分間ほど負荷を掛けたライディングを行っていただき、適宜、パワー解析値の計測を行います。

計測の結果はすべてレポートとして出力されますので、ポジションを変更する前と後とで客観的な比較が行えます。
その上でフィッターとライダーがコミュニケーションを取り、問題解決の為のヒントを掴んでいただく、それが「ペダリング・アナライザー」です。

出力したレポートはお持ち帰りいただけます。また、次回のフィッティング時にデータを比較して見ることも可能です。