京都店:ツーリング・マウンテンライド in 奈良
ストラーダでJOYBIKEサイクリングツアーのガイドをしていただいている、おざっちさんプロデュースのマウンテンバイクライドに行ってまいりました。
トレイルライドの楽しさに、ツーリングの冒険心と郷愁を合わせたツーリングマウンテンライドと言えるもので、一度走るとまた行きたくなる見どころたっぷりのライドです。シングルトラックやマウンテンバイクの常設コースを攻めるといった走りではなく、里山や集落のほとりを走る、ひと味違ったマウンテンバイクの楽しみを発見するライドです。
早朝より奈良県某所をスタートし、約45km 4時間、獲得標高1000メートル余りのツーリング。
この日はスタート時に−2℃の表示・・・。トレイルもそこかしこで凍結していて、落ち葉の下に氷があったりとかなりスリップリーなコンディションでした。
トレイルだけを走るのではなく、舗装路も使って里山を繋いで進んで行く行程。
まずは舗装路で身体を温めながら行く事にしました。
古都奈良らしいロケーションを進んで行きます。お寺の中は自動車用の道を使って行きます。もちろん押し歩き。お寺の関係者の方が「キャノンデールやな!格好エエね〜」と話しかけて来られました。どうやらスポーツバイクに乗ってらっしゃるご様子。
昼食をとっていると、やっぱりというか待ってたというか天然記念物の鹿が、えさを期待して寄ってきました。
里山を繋ぐジープ道快走!
この時ばかりは仕事のことも忘れ一心不乱に走りました。
長いトレイルの上りをすぎると、昔懐かしい日本の風景が広がります。郷愁を誘う里山の風景。田んぼのあぜ道を行くと古い集落に入って行きました。
「しょうが湯飲んでいかんか〜?」と声をかけてくるおじいさん。辻を曲がるとお線香の匂い・・・。懐かしい何かがふと思い起こされます。
修験者が歩いた道を通らせてもらいます。
鎌倉時代から残る石畳
山あいの庵、棚田、電車道・・・。単なるトレイルをぶっ飛ばしたり、コテコテにトレーニング的に走るライドではなく、このようなあぜ道や線路脇、石畳を行くライドで、一度走ったら記憶に刻まれる・・・そんな道ばかりです。
アミニズム溢れる古い神社や磨崖仏。ライドを見つめてくれている気がします。
写真は、旅のハイライト、小学校裏の木製の橋。
長年の使用で傾いて崩壊寸前でしたが、新たに掛け直されていました。おそらく小学生の児童たちが帰宅時に使うのでしょう。
走り終わって充実した表情の皆さん。
最後まで安全を運んでくれたバイク達。ありがとうございました!
速さだけのヒエラルキー、まるでプロみたいなナリキリ的振る舞い。排他的で独善的なスタンス・・・・そんなものは微塵も無い気持ちいい皆さんとの大人なライド。これからも大切に続けて行きたいですね!
写真をアップしました!
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