STRADABICYCLES -ストラーダバイシクルズ-

レース注目のレポート

京都店:びわ湖トライアスロンin近江八幡でトライアスロンデビュー!

〜滋賀店店長、山本の琵琶湖トライアスロンにてトライアスロンデビューのレポートです〜
昨シーズンでマウンテンバイクのXC競技に一区切りをつけ、一部の方から「枯れ果てた・・・」、「燃え尽きた・・・」と評判(?)の滋賀店店長、山本。
そんな山本が次の目標として取り組もうとしたのが、「トライアスロン」
そのデビュー戦として、地元滋賀県の近江八幡で開催された「びわ湖トライアスロンin近江八幡」に参加してきました!
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XC競技ではソコソコの成績が出せた山本ですが、トライアスロンという新しい世界ではどんな景色が広がっていたのかッ?

「人と競い合う事も楽しいけれど、自分と戦ってみたい」
そんな格好良い事を言ってトライアスロンに挑戦してみましたが、まぁ、見事に言葉の通り、「自分との戦い」を堪能してきました(笑)
元々は膝の病気の為に始めた自転車。ですから、ランニングはもちろんウォーキングさえもままならない自分でしたが、幸いな事に自宅の裏山は比叡山。
脚に衝撃の少ないトレランにハマったおかげで気が付けば20キロくらいはキロ5分くらいで走れるようになりました!
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バイクはある程度の経験値があるので「まぁ、何とかなる」し、スイムもプールだったらソコソコ泳げる。
「まぁ、何とかなるでしょ」
というこの甘さがレース本番で、自らを思いっきり苦しめてくれました・・・

レース当日は天気予報も好転し、晴れ時々曇りの絶好なコンディション。
MTBのXCと違い、雨を気にしなくて良いのもトライアスロンの良さかなぁ~なんて余裕をかましていましたが、やはり、3種目の総合競技は、まず「段取り」からして大変。
トランジットエリアにバイク、ランの準備を置くも、「あれが足りない」、「これ忘れた!」なんてミスが多発。
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そんな中でもストラーダトライアスロンクラブのみんなが助けてくれて、準備は万端!
何よりもこの「仲間」が居てくれる安心感は、最初のレースという事を忘れてしまうほどの大きさでした。
第一種目のスイムは、完全未経験の世界なので、「後ろからスタートしてぱちゃぱちゃやって無難に終える作戦」
とにかく周りのペースに巻き込まれず、自分のペースでゆっくりと2周回(1500m)を泳ぎ切る事が目標です。
XCと違い、スタートからガッツリ行かないので、スタート前の緊張感はほとんどナシ。
スタートカウントが始まって皆が泳ぎ始めてから一呼吸おいて、自分もスタート!
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「おっ、意外とペース良いやん。」
「周りに合わせて泳げるやん。」
「ちょっとがんばってみよ。」
そう思いながら、順調に集団で進んで行き、心拍が上がって「しんどいなぁ~」と思った、その時!
「心拍が下がらん!!」
陸地と異なり、休めば呼吸を整えて回復できないのが水中。
そんな事すら、一切考える事ができず、あっさり「過呼吸」&「パニック」な状態に・・・
今思うと、完全にナメてたって事ですね。。。
しっかりスイムのトレーニングをすべきでした。
バタバタ溺れるようにモガきながら、「あーウチのトライアスロンスクールでちゃんと教わっておけば良かったなぁ・・・」と考えるも、とにかく、この状態を何とかせねばと、テンチョー井上から教わっていた「過呼吸になったら、背泳ぎ状態で休む」で対応。
第一ウェーブだった自分を、第二ウェーブ、第三ウェーブの選手たちが抜いていきます。
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しばらくして落ち着き、再スタート。
もう順位はどうでも良いので、「今回は経験やぁぁぁ!」と開き直ると、意外とカラダは素直に反応してくれ、どうにかこうにか1500mのスイムをアップ。
如何に身体ってココロが支配しているか、身に染みてわかりました。。。
ほとんど最後尾近くまで落ちた自分ですが、トライアスロンクラブのみんなや、見ず知らずの方が大きな声で応援してくれます。
「ひーはずかちぃ・・・見ないでぇぇぇ・・・」
と思いつつも、バイクトランジット。
初めてらしく、モタモタバタバタモゾモゾしながらバイクをらっくから外して、バイクコースへ。
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不甲斐ない自分、トライアスロンをナメていた自分が悔しくて、ちょっとホロリと悔し涙が・・・
そんな悔しさ、自分への怒りを全てペダルに踏み込みます。
とにかく前へ。とは言えランも考えて。
この微妙なさじ加減に最高だったのが、パワーメーター。
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僕個人としてはレースでパワーメーターを見るのは否定派だったのですが、「この後」があるトライアスロンでは、自分のチカラの指標となるパワーを見ながら、「やり過ぎず、やらなさ過ぎない」ように調整するのが、大成功でした。
※このパワーメーターについては非常に長文になりましたので、後日、別記事で詳しく記載します(笑)
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結果的に1時間5分でバイクアップし、ランパートへ突入!
アップダウンがキツいコースでしたが、もーなによりランは応援が楽しい!!!
観客の方はもちろんですが、選手同士がすれ違いざまに声を掛け合ったり、ハイタッチしたりしながら先を目指す。
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XCと同じく、「ライバルは敵ではなく、自分を進化させてくれるもの」
そんな風景に感動しながら、10キロの行程を進みます。
目標は10キロをキロ5分を切るくらいのペースで走りきる事。
アップダウンがキツいコースですが、20キロをキロ5分で走るトレーニングや、トレランのトレーニングをしていた自信から、思ったよりも早いペースで走りきる事ができました。
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スイムとは全く逆。「やることをやったから、できる」
そんな事に気付けたのも、トライアスロンのおかげです。
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ゴールではトライアスロンクラブのみんなが待ってくれていました。
とにかく感動。途中で投げ出したくなったから、余計に走り切った事の嬉しさが心の底から湧き上がってきました。
そんな感動を、こんなに大勢の仲間と共感できる世界。
こんな素敵な世界ってあるんですね。このスポーツに出会えて本当に良かったと思った瞬間でした。

デビュー戦を振り返ってみて、やはり「やるべきことをやらなかった」そのツケが見事にリザルトに現れました。
しかししかし、逆に言うと、これってまだまだ「伸びしろ」があると言う事でもありますよね?ね?(笑)
「自分の課題を見つけ、考えて考えて考えて、行動し、結果に結び付ける」
仕事や日常生活においても重要なそのサイクルが存在する。
トライアスロンをされる方の多くが、ポジティブで目的意識が高いという事もよく理解できたデビュー戦でした。
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まだまだスタートラインに立ったばかりの自分ですが、もうすでに、次のレースまでの間のトレーニングプランを検討しています。
久々に感じた、この「ヒリヒリする」感じ。
大げさかもしれませんが、これからの「生きる目標」としてトライアスロンに取り組んでいこうと決めた、そんな一日でした!

ムダにアツいレースレポートでしたが・・・(笑)
この楽しさは経験しないとわかりませんよね!
ってことで「9月20日」に開催される「ラブ・トライアスロン」に、みんなで参加しましょう!
※ウェットスーツも不要の駅伝形式で気軽に参加できるトライアスロンです!
すっかりトライアスロンの魅力に虜になった、スタッフ山本。
皆さんも新しい世界を経験してみませんか!?
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