ホノルルセンチュリーライドにメカニック隊として参加してきました!【スタッフ山本レポート】
常夏の楽園「ハワイ」で毎年9月に開催される「ホノルルセンチュリーライド(HCR)」にメカニック隊として参加してきました。
今回で4回目、テンチョー井上に至っては9回目(だったかな?)となるJALパック様のホノルルセンチュリーライドツアーのメカニック隊。
「ハワイに行って遊んでんじゃないの~?」
なーんて言われている我々ですが、意外とお仕事もやってますので(まぁ、一部、遊んでる部分もありますが・・・笑)、その内容をご報告!
ハワイ便は時差の関係上、日本発が深夜となるケースが多いらしく「夜に日本を出て、ハワイのお昼頃に到着する」というパターンがほとんど。
「機内でゆっくり寝て、起きたらハワイ。到着したらハワイのアフタヌーンを楽しめる」って感じですが・・・
横に感じるテンチョー井上の(バカデカい)存在感のせい(笑)か、ほとんど仮眠状態でハワイに到着。。。
ああ!まぶしい空と太陽、そして爽やかな風。
しかし、そんな景色をチラ見しつつ、入国審査の為にロードレースの位置取りよろしく、人の波をかいくぐり先へ進んで1時間の行列の後、無事にハワイ入国!
そして、そのままお仕事場へ直行!!(笑)
13時から夕方までホテルに設営されたメカニックルームにてメカニック業務です!
私の担当は「Pacific Beach Hotel(通称:パックビーチ)」
ツアー参加者の皆さんが日本から送られてきたバイクを組み立てて、その最終チェックを行うのが私のミッションです。
今年のメカニックルームは改築するレストランルームらしく・・・妖しい間接照明に彩られた広大なスペースでひとりぽつんとお客様の登場を待ちつつ、一日目はアッと言う間に終了しました。
メカニック隊の業務はバイクメンテナンスだけではありません!
ツアー参加者の方がストレス無くハワイのライドを楽しんでいただけるようにするのも大切なお仕事なのです。
早朝から行われる「モーニングライド」や、イベントコースの下見を行う「プラクティスライド」といったオプションツアーに参加される方の「走行前バイクチェック」や「パンク修理方法」等のワークショップを行います。
今年は「ハナウマベイ」へ向かうモーニングライドに同行し、走行中のトラブルにも対応します。
自転車に対して「やさしい」ハワイの交通ですが、路面は結構「厳しい」ので、パンクが意外と乱発します。
ハワイ独特のシャワーが降ると路面上の砂や石が尖ってしまい、あちらこちらでパンクが多発・・・
特に昨年はイベント当日が大雨で、一日中パンク修理に追われていたのを思い出します。今年はどうなることか・・・
午前中にライドのサポート、そしてお昼休憩の後にメカニック業務というルーティンを繰り返しますが、その合間にハワイ気分をちょっとだけ。これくらいは許してください(笑)
今回気付いた事ですが、ハワイの本当に素晴らしい所は「30分あれば何らかのアクティビティが楽しめる」という所!!
例えばビーチもホテルから5分の所なので、ダーっと5分でビーチに行ってガーっと15分泳いでビューと5分で戻りササーっと5分でシャワーを浴びて仕事場に戻るなんて事も可能。いやぁ、ハワイ、侮れません・・・
で、今回のハワイでハマったのが、お昼休憩の30分を使った「上半身ハダカランニング」!!!
日本でやったら色んな意味で「アウト」でしょうが・・・(笑)
ハワイでは上半身ハダカでランニングをしている人がめっちゃ多い!
で、興味本位でやってみたら・・・これがメッチャ気持ちいいいいいんです!!
強烈な日差しの下、日ごろ日本ではできない事をやっちゃう背徳感と言うか、露出感と言いましょうか(笑)
ホテルからダイアモンドヘッドまで往復で約30分のランニング。
しっかりリフレッシュできるので、気分スッキリで午後からのメカニック業務に勤しむ事ができました!これ、日本でもできると良いのになぁ~
さてさて、そんなルーティンを繰り返し、アッと言う間にホノルルセンチュリーライドのイベント当日です。
ホノルルセンチュリーライドのスタートは6時。
Team JALパックの集合時間は5時。つまり我々スタッフは4時から準備して皆さんの到着を待ちます。
皆さんが到着してから1時間、白戸太朗キャプテンによるブリーフィングが行われている横で我々メカニック隊は、ひたすら空気を入れる入れる入れる入れる入れる入れる入れる入れる(笑)
パンクのリスクを減らす為、直前の空気圧チェックはとても重要。
ほぼすべてのツアー参加者分のタイヤチェックを行い、ホッと一息つくと既にスタートが切られていました。
さて、イベント当日の私の業務は「Team JALパックメカニックカー」でのパトロール業務。
パトロールカーに工具を詰め込み、コース上を行ったり来たり。
ちなみにコースは最長で100マイル(160km)で、各ポイントにエイドステーションが設けられます。
どれだけの距離を進むかは参加者次第。余裕があれば先まで進み、ちょっと無理かな~と思ったらその場でUターンするのもOK。自分の脚力に合わせてコースを選べるのは参加者にとって嬉しい点ですね。
しかし、今年は天気が良いせいか、全体的にペースが速い。こうなると「無理して先に行っちゃう人」が多くなって、後半にトラブルが多くなる可能性が高くなります。
その為、走行中の参加者に異変が無いか、バイクに問題が無いかをいつも以上に入念にチェックしながらコースを進みます。
起伏に富んだコースはところどころに素晴らしい景色が多く、思わず目を奪われてしまいそうですが、あくまでもライダーを凝視しつつ6時から17時、まで11時間の間、車に揺られっぱなし。
ずっと助手席に座ったままだとここだけのハナシ、寝ちゃう可能性があるので(笑)、時々、エンドステーションに立ち寄ったり、応援したりして眠気を吹き飛ばします。
しかし、今年は快晴に恵まれて、朝から夕方までほとんど雨が降らず。そのおかげでパンク修理も3件ほど。
一日中雨だった昨年は多分30件以上のパンク修理を行った事を考えれば、実に「平和」な一日。
不安だった「後半に疲れてしまいトラブルになっちゃう」という事も無く、17時30分に最後尾のライダーをゴールまでスイープして無事に業務終了しました。お疲れ様でしたッ!!
その後、速攻で着替えてTeam JALパック主催の「交流パーティ」
我々ストラーダのメンバーも壇上に上げていただき、参加者の方と交流を深める事ができた夜でした。
※あまりに楽しくて全く写真を撮るの忘れてました・・・(笑)
メインイベントは終了しましたが、JALパックのホノルルセンチュリーライドはこれで終わりません!
もっともっとハワイを楽しめるオプションツアーが用意されており、普段走る事の無いローカルなルートをライドできたり、ロコの人でないと知らないようなトッテオキのお店に連れて行ってくれるツアーがイベント翌日に用意されているのです。
って事でアフターライド「マノアフォールズ&散策ツアー」にメカニックとして随行してきました!
スタート地点のワイキキから10kmほどのマノアフォールズまでライディングし、その後はシューズを履き替えてトレイルを進み、マノアフォールズ(滝)を見に行くというツアー。
ここで初めてハワイの道路をマイバイクでライドしましたが・・・いやぁ、とにかく車がやさしいです!(笑)
歩行者や自転車を優先し、クラクションなんてほとんど鳴らさない。
聞くところによると「みんな、急いでないからねぇ」との事。ああ、やっぱりハワイって楽園なんですね・・・
さて、写真をご覧いただければわかると思いますが・・・私、見事に雨男パワーを発揮しました(笑)
スタート地点ではこんなに晴天だったのに・・・
ライディング途中で「これはタイフーンではなかろうか?」というくらいの強烈な雨と暴風(苦笑)
しかしながらも、「天気ばっかりは仕方がない」と明るく言うロコの方の言葉にみんな「せっかくだから楽しもう!」とポジティブに。これもハワイ気質なんでしょうかねぇ~
雨の中のトレイルを進む進む進むと、そこで現れたのが巨大な滝!
うーん、この凄さは写真では伝わりませんねぇ・・・
来年、参加して、ご自分の目でお確かめください(笑)
滝の前でパシャと記念撮影したり、ランチを食べたり。
みんなで存分にハワイの自然を味わった後は下山して、ローカルのバイクショップへ立ち寄ります。
ローカルのお店には日本で見られないアイテムがギッシリ!!
ああ!欲しいものがいっぱいッ!!
そんな物欲と戦いながら、私は最後のメカニック業務の為に途中で泣く泣く抜け出し・・・
ワイキキに戻ってからも、後ろ髪を引かれる思いで最終日の業務を終えたのでした・・・(笑)
いかがだったでしょうか?
裏方から見るホノルルセンチュリーライドって感じですが、このイベントがハワイが持つ素晴らしさの一端はご覧いただけたのでは無いでしょうか?
青い空、海、そして灼熱の太陽。
肌を焦がす陽射しの中、ペダルを踏み込むと爽やかな風が身体をクールダウンしてくれる。
まさに楽園の名に相応しいハワイで過ごす、完全なる非日常のサイクリング体験、ホノルルセンチュリーライド。
それは大げさかもしれませんが、自らが持っている人生観さえも刺激してくれる程の素敵な体験だと感じました。
来年のホノルルセンチュリーライドも9月の最終日曜日に開催が予定しています。
ストラーダバイシクルズは来年もメカニック隊として参加者の皆様をサポートさせていただきます。
さぁ、僕たちと楽園ハワイで最高のライドを経験してみませんか!?