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レース注目のレポート

京都店:チェンライ国際マウンテンバイクラリーレポート

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2月初旬にタイ北部のミャンマー、ラオスとの国境地帯にあるチェンライ県で開催されたチェンライ国際マウンテンバイクラリーに出場してきました。山岳地帯を2日間、のべ100kmに渡って走り抜ける過酷なレースです。バナナ畑や田んぼの道にのんびりと牛が歩いていたり、マウンテンバイクで登ることすらできないような坂道の上に山岳民族が暮らしていたり、今にも落ちそうな吊り橋の上を走ったり、移動区間ではなんと象の上に乗って渡河していく箇所があったり、おおよそ日本では考えられないようなコース設定です。レースは計時を行う区間をスペシャルステージといい、その間をリエゾン(フランス語)と呼ばれる移動区間でつないでいきます。レースは3つのクラス分けがあり、もっともハードなのがインターナショナル、比較的平坦なコースで走りやすいスポーツクラス、そしてビギナーでも楽しく走れるのがファンクラス。私はインターナショナルクラスに参加。2004年から2010年まで続けて出場しており、今回実に6年ぶりの参加となりました。

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バナナ畑の間の赤土の道を走るコース。2009年の大会の写真

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コック川にかかる、穴だらけの木の吊り橋を走る。2009年

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初日レースはチェンライ随一のリゾートホテル、リムコックホテルをスタートするリエゾンからスタート

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地元の高校生の演舞が行われます。迫真の舞。

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今回は弊社の主張取引先であるブリヂストンアンカーのツアーに同行させていただきました。

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XCの元日本代表の宇田川さん、現役を引退しても体型は変わらず。しっかりとツアーをアテンドしながらの走行。

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レース中の写真はさすがに撮れませんでしたが、SS1は40kmの間に1000m以上も登る超ハードなコース。

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途中に山岳民族のクラス村を横切っていきます。高床式住居の素朴な作りの家々の間を縫い登山道のようなシングルトラックを押し歩きしながらのレース。

昼食後は穴だらけのジープロードを駆け下るスペシャルステージ2。スタート前にエア圧を調整してグリップを確保しつつハードにプッシュするコース。

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2つのスペシャルステージが終了して初日のレースは終わりますが、リエゾンに大きな仕掛けがあります。

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象での渡河です。何度もこの渡河をしていますが、いつまでたっても慣れない(笑)

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そして象の後は木製のボートに自動車のエンジンを載せたロングボートでホテルまでのリエゾン。コック川は流れが早く、水深の浅いところもあり、以前一隻が沈んだことがあり、スリル満点の川下りです。

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初日は終了し、ホテルでシャワーを浴びた後は市内に繰り出して名物のナイトマーケットの屋台でみんなで食事。タイマッサージで体をほぐして翌日に備えます。

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翌日のスペシャルステージは大きな仏像と仏塔が経つ新しい寺院がスタート。

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スペシャルステージ3は平坦でハードパックの路面が続いた後は再び劇坂が続き、果ては路面に大きな崖崩れが発生している危険なコース。

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山岳民族の住居。厳しいコースですがこんな風景が見れるのもこのレースの良いところ。

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昼食はタイ北部の名物の麺料理、カオソイガイ。ココナッツミルクが効いてとても美味しいです。

スペシャルステージ4は前日よりさらにスピードが出てさらに滑りやすい下り基調のコース。毎年ここでクラッシュする人が続出。今年もご多分にもれずでした。下り好きな私もここでは慎重に体勢コントロール。何度かコースアウトしそうになりながらもゴール。100kmのレースを無事に終了することができました。

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山岳民族のアカ族の集落がフィニッシュ地点。素朴な暮らしをみることができます。

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アカ族のおばあさんと子供達。頼んで写真を撮らせてもらいました。飾らない生活。

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リムコックホテルまで帰着してリアルゴール。象のメダルをかけてもらいました。表彰式では地元の踊りやシンハビールにタイ料理が振る舞われ、上位入賞者には賞金が贈られました。オーガナイザー、ボランティア、ホテル、すべてのホスピタリティーはとても高く、何度も参加したくなるレースです。そしてリピーターの方は異口同音にこうおっしゃいます。「チェンライに帰ってきた」

久しぶりのチェンライ国際マウンテンバイクラリーでしたが、機会があればまた参加したいですね。

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レースは終わりツアーの皆さんは帰国の途につきましたが、1日延長してチェンライ市内をフォトライドすることにしました。

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