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【レポート】ホノルル・センチュリーライド [スタッフ山本]レポート
初秋の日本を飛び出して、行って来ました、ハワイは「ホノルル・センチュリーライド」!
南の島でビーチバカンス!
と言えばステキですが、今回はお仕事!
「ホノルル・センチュリーライド」にJALパックツアーでご参加されるお客様のバイクメカニックとして、4泊6日、「バイクチェックして、ラジオ体操して、パンク講習会して、飲んで、イベントサポートして、帰ってきた」って感じでした(笑)
日本時間の22時のフライトで、ハワイに到着したのは日本時間で言うところの前日の13時頃。
まぶしい南国の空を眺めつつ、空港から直行したのは「Pacific Beach Hotel」
このホテルにお泊りになられるお客様のバイクの組み立てや、全体的なチェック等をメカニックとして担当します。
そして、その作業場所がコチラ!
ホテルの駐車場に設営された特設メカニックブース。
いささか寂しい雰囲気ですが(笑)、灼熱の日差しの中を爽やかに通り抜ける涼しい風。そしてすぐ側のビーチから聞こえる人々の笑い声。
あぁ、リゾート気分満開です。
そんな中、お客様のバイクをメンテナンス。
パーツを無くされたり、日本でメンテナンスしきれなかった箇所についても、この機会にじっくりとメンテナンスさせていただきました。
全ては安心して気持ちよく異国の路を走っていただきたいから。そんな想いを混めて一台一台メンテナンスすると、あっと言う間に18時。業務終了時間です。
さぁさぁ、その後は現地JALパックの方や、ストラーダバイシクルズでもとってもお世話になっている白戸太朗さんとご一緒させていただき、夜の宴へ。
紹興酒と本場ロコモコに胃もココロも満腹状態で、激動の一日目が終了しました。
二日目は7時から「モーニングライド」と「プラクティスライド」
「モーニングライド」はその名の通り、「のーんびりとハワイの景色を楽しみつつライディングする」というもので、参加費は無料!
「プラクティスライド」は事前にイベント本番と同じルートの一部を、太朗さんと一緒に走る事ができるイベントです。
メカニックの私は、朝一番でお客様のお出迎えとトラブルに対処するメカニックとして参加。
朝早くの身体を目覚めさせる為にラジオ体操からスタート!
急遽、「スタート前点検」と「パンク修理講習会」のワークショップを即興で実演することになりましたが、ご参加いただいておられる皆様にご協力いただき、とっても楽しい中、講義終了。
その後、私は前日と同じく「Pacific Beach Hotel」にてメカニック作業でした。
ちなみに私がメカニック作業を行っている間、JALパックツアーでは「下見バスツアー」が開催。
太朗さんのガイドによって、当日のコースを事前にチェックでき、また観光もできちゃうというお得なツアー。私も参加者ならばゼヒ参加してみたい!
三日目は二日目とほぼ同じタイムスケジュールとなり、いよいよ迎えたイベント本番!
スタートはまだ薄暗い朝6時。
ハワイの日の出は一気にスコーンと明るくなりますのでライトは不要。集合時は薄暗いですが、スタートしちゃえばすぐに灼熱の太陽がバイクと身体を照らしてくれます。
しかし、今回は集合時にパラパラと小雨が降ってしまい、路面が濡れた状態でのスタートに。
この雨が路面の小石を鋭い刃に変えてしまった為、まぁ、起こるは起こるはあらゆる所でパンクが発生!
もちろんJALパックツアー参加者は、我々メカニック隊が即座に参上し、パンク修理を行いますので安心してライディングを続行していただけます。
スタートして30分もすると日差しが路面を乾かし、その後、パンクはほとんど発生しませんでした。ホッと一息です。
さて、イベント当日の私の役割は「サポートカーに同乗し、ライディング中のメカトラブルに対応する」というもの。
スタートするまではどんなトラブルが発生するかドキドキしていましたが、幸いにも大きなトラブルは発生しませんでした。
トラブルが少なかった要因は色々あると思いますが、何よりも自転車が「市民権」を得ているのが大きいと感じました。
例えば自転車を自動車が追い越そうとして時、自動車はゆっくりとペースを落とし、安全を確認しながら追い抜きます。それはもう、日本だったらクラクションが鳴り止まない程のペースまでスピードを落としてくれます。
自転車に対して煽りやクラクションを鳴らす車は殆ど皆無。こんな環境ならば、事故が発生しないのも納得できます。
ハワイの海岸線の素晴らしさはもちろんですが、意外と路面状況も良かったように思います。
スコールが降っても強い日差しのお陰ですぐに路面は乾き、濡れてしまったジャージもすぐにさらさらの状態に。
そこそこのアップダウンもありチャレンジングなコース。
「アメリカ!」って感じの市街地や、水平線が美しい海岸線。広大なダイアモンドヘッドの側を走る山岳地帯など、コースはバリエーション豊か。
もちろん、要所で案内看板がありますので、迷うことはありません。
途中に設けられたエイドステーションで、各々が自分の力量に合わせて引き返す事で走行距離を調整できるシステムも面白かったです。
あっという間にイベントは終了し、JALパックツアー参加者が無料で参加できる「アフターパーティ」に参加。
アフターパーティではここでは言えないような(!)ゲームや、豪華景品が当たるじゃんけん大会などが開催され、大盛り上がりの中、イベントが終了しました。
イベント翌日、私は帰国となりましたが、ほとんどのJALパックツアーにご参加の皆さんは、後1、2日ほど滞在され、ハワイを堪能された模様。
「お父さんはライディング、家族みんなはビーチで遊ぶ」というようなご家族や、「夫婦一緒に100マイルに挑戦する」という初老のご夫婦など、とにかくハワイを満喫できるイベントだと実感しました。
ホテル代やイベント参加代金に航空チケット代金を含んでも17万円から参加できるということで、とにかくリピーターが多いのが「ホノルル・センチュリーライド」の特徴。
確かに、私も仕事でなく参加者として参加してみたい!と思わせるイベントでした。
来年はストラーダから大勢で繰り出しましょうねっ!!!(笑)