京都店:【レポート】ジャパンカップサイクルロードレース [メカニック編]
10月19日20日と開催されましたジャパンカップサイクルロードレースに
私、スタッフ太田がキャノンデールジャパン様のご厚意で同行させていただきました。
毎年海外からプロチームが来日し激闘を繰り広げるジャパンカップ
グランツールで活躍した選手らが日本で見れるとあって人気なレースイベントです。
今回はCANNONDALE PRO CYCLINGチームにご協力いただきまして
レース後のメカニック作業を見学させてもらえる機会をいただきました。
この方がメカニックのNazzareno Bertoさん
ツールドフランス等の大レースにも帯同している本場のメカニック
この方も元プロロードレーサーだったそうです。
キャノンデールチームの使用するSUPER SIX EVO HiMod
当店でもおなじみの1台、一般発売されているものとまったく同じ機材が選手に提供されていました。
普段から見慣れた自転車でレースしてると何か親近感沸いちゃいますね♪
この日はジャパンカップクリテリウム終了後のメンテナンス作業を見学させていただきました。
翌日のロードレースに向けて準備が進みます。
選手によっては機材を交換したりクリテリウムからロードレースへポジションの調整等をするみたいなのですが、
今回は大きな機材変更をせず通常のメンテナンスをこなしてました。
メンテナンスの内容としては、特に特別な事を行っておらず
普段から当店でも行っている点検とほぼ同じような作業でした。
簡単な車体の清掃作業にネジ類の緩み確認、ホイール,タイヤの点検、
変速調整や注油作業などと非常にシンプルなメンテナンスです。
振れ取り作業も非常にスピーディー
車体に装着されたまま手慣れた手つきで作業してました。
翌日が雨予報だったためにチェーンオイルもすこし粘度の高い雨用の物をチョイスします。
毎レースごとに整備されているのでチェーンやスプロケット周りも非常に綺麗です。
ほんと簡単な作業が多いのでユーザーさんも真似できると思いますよ。
こちらは雨の苦手な選手用のホイール
画像ではわかり難いのですが、ブレーキの制動力を高めるためにヤスリがけをし、
通常よりもブレーキの食いつきが良くなるよう(?)に加工されていました。
見た目はあまり変化無いのですが、すこしざらついた感じでしたね。
使い込まれた工具類、遠征先でのトラブルに備えて補修パーツ類も揃ってました。
これらの工具も世界中を飛び回ってるんでしょうね。
1台10分程度で作業完了。
非常に効率よく作業していて見ていてとても勉強になりました。
これがツールドフランスなどの大きいレースだと20台以上メンテナンスすることになります。
1台に何時間もかけてたら、日が暮れても終わらないですもんね(笑)
今年のキャノンデールチームの活躍もメカニックの仕上げた最高のバイクあっての活躍だったと思います。
同じメカニックとして非常に良い刺激になりましたし、ほんと良い勉強になりました。
このような素晴らしい機会を頂いたキャノンデールジャパンさんに感謝したいです。
今後も基礎を学び、たくさんのお客さんから信頼されるようなメカニックになりたいですね。
ぜひ是非皆様の愛車をメンテナンスさせてください!!