【機材編】SDA王滝 2019 – グラベル 42kmの部 – スタッフ山本 優勝![スタッフ山本レポート]
オフロードエンデュランスレースのアイコンとも言える「セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝(SDA王滝)」
そんなSDA王滝に新しく生まれた「グラベルロードの部」で、当店スタッフの山本が初挑戦で優勝しました!
今回はSDA王滝で使用した「スタッフ山本 こだわりの機材」をご紹介!
SDA王滝に参加される方やグラベルロードでオフロードをカッ飛びたい人にも有益な情報だと思います!
さてさて、実にアツかったSDA王滝ですが、今回の参戦でよくわかった事は「事前の準備が結果を左右する」と言うこと。
それはトレーニングしかり、情報収集しかり。ですが、その中でも予め準備しておくという事で「機材」に関する要因も非常に大きいと思います。
今回は私、山本がSDA王滝のグラベルロードを”狙う”為にこだわった機材の一端をご紹介できればと思います。
まずは何より、この相棒でしょう。「CANNONDALE TOPSTONE CARBON FORCE ETAP AXS」です。
ポリシーは「ほとんどノーマル状態」というところ。レギュレーション上では「フロントサスペンション可」とありましたが、個人的にはフロントサスを入れた時点でグラベルロードでは無い気がしたので、サスペンション関係はノーマルで。
コンポーネント、ホイールなどもまったくノーマル状態ですが、ちょっと事前に気になったのがFORCE ETAPの歯数構成。フロント「43/33」リア「10-33」というどうにか「1対1」のギア比は事前のトレーニングで10%以上の斜度になると”脚に来る”のがわかっていました。
いろんな人に「王滝は斜度がキツいよ」と言われていたのでビビっていましたが、結論、ベストな歯数でした。ああ、良かった良かった。
と、言う事で、現時点でのSDA王滝のグラベルという点ではカンペキなバイクと言っても過言ではないと思います!
オフロードの走りの要、タイヤは話題にもなっている「MAXXIS RAMBLER(700x40c)」をフロントに、リアはノーマルの「WTB Riddler」をそれぞれNotubesでチューブレス化。
フロントは「1.7bar」、リアは「1.8bar」で。結果的に乗り手の問題でリアをパンクさせちゃいましたが、どちらのタイヤもカットに強く、安心して下りを攻めれたのが印象的でした。
ドリンクの補給について、今回はハイドレーションを用いたのですが、暑さ対策の為に真水をボトルで運んだ際の相棒は「BONTRAGER BATCAGE」です。
このケージの特徴は何よりもホールド力。王滝のようなガレ場でもボトル脱落という精神的にヤラれる事もなく、かつ、オフロードでワタワタしている中でも抜き入れしやすいのも特徴でした。
写真は無いんですが、ハイドレーションバッグは「SHIMANO U-12」を使用。
通勤ライドで使用しているバッグなので、正直、ちょっと大きかったんですが、SHIMANOバッグ独自の「クロスハーネスシステム」がダンシング時にまったく違和感を感じさせないので、ものすごく重宝しました。ちなみに水分は1.5リットルを全部飲み干したおかげで、痙攣は最小限に留めることができたと思います。
フロントサスペンションが存在しないグラベルロードでの悩みは「手への衝撃」
TOPSTONEのこのモデルの場合、カーボンハンドルがアッセンブルされていますが、王滝くらい長距離になるとそれ以外にも対策は必要。と言うことで、スタッフ上野がオススメしてくれた「Lizard Skins DSP 3.2」を使用。
とにかく分厚いバーテープで衝撃を緩和しつつ、グリップ力が高いのでスベらない!プロショップらしく(笑)、”敢えて分厚く緩めに巻く”ようにちょっとひと工夫しています。今回はテーピングも併用したので、手のひらに対するトラブルは全くありませんでした。
ゼリーなどの補給食はトライアスロンをカジっている自分のポリシーで「PROFILE DESIGN ATTK Storage Cage」
と、言うか、トライアスロンバイクで使っていたものを流用したとも言えますが・・・(笑)
今回はレース仕様なので、旅で使うような布のバッグではなく、速さを感じさせるプラスチック製ってのもちょっとこだわり。見た目って重要ですからね!!
そして、精神的に助けられたのが何よりもコースマップでした。
オフィシャルサイトからダウンロードしたものに、自分で標高などを追記。
これにより「今、どこにいて、この先、どんな上りがあった、後、どれだけ残りがあるのか」が完全に把握できました。
本気で王滝を狙うなら、手間はかかりますが、絶対に必要なアイテムですよね!
他にもサドルの前後位置、角度やブレーキレバーのしゃくり位置など、実は細かなこだわりがあるのですが、本当のこだわりは冒頭にも書いたように「ノーマル仕様」でも狙えるレベルにあるというところだったりします。
ちょいとヤラしいお金のハナシですが、ノーマルから1万円くらいの費用で事足りたので・・・これってスゴい事だと思いませんか?
ショップスタッフらしく(?)ちょっと商品の宣伝っぽくなりましたが、まぁ、それはそれと言う事で(笑)
ぜひ、グラベルロードでSDA王滝にチャレンジされる方はご参考になさってください!