STRADABICYCLES -ストラーダバイシクルズ-

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【インプレ!】PIONEERパワーメーター SGY-PM910H

数多く存在するサイクルパーツの中から、当店スタッフが自分の所有物として実際に購入し、使って、試した逸品をインプレッションする【スタッフインプレ】のコーナー!
スポーツバイシクル専門店のスタッフ独自の視点から、お客様にお薦めしたいアイテムを吟味し、インプレッションさせていただきます!
記念すべき(?)1回目はスタッフ山本が「PIONEERパワーメーター」を使用した感想をLet’sインプレ!

PIONEERパワーメーターに惚れ込み、ストラーダでの販売を開始したのがかれこれ3ヶ月前。
お薦めするからには実際に使用してみなければ、と3ヶ月間みっちりとトレーニングに活用してみました。
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PIONEERパワーメーターの一番の特徴である「左右ペダリングのベクトル表示」
使用前は「実走時に確認する暇なんて無いんじゃないの?」と思っていましたが、結論、「チラ見でOK!」でした(笑)
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例えばヒルクライム時、ずーっとモニターを見るわけにはいきませんが、時折、一瞬だけでもモニターを見て「どこを踏んでいるか」をチェックする。これだけで十分。
チェックしたら後は意識をする。意識できなくなったらモニタを一瞬見て、再度、意識を置く。この繰り返し。
ローラー台でのトレーニングではじっくりとモニターを見ながらペダリングの推移を確認するのもアリですが、正直言って、そんなに簡単にペダリングベクトルを修正するのは難しかったです。
重要なのは「自分のペダリングがどのような踏み方で、どのように効率化されているかを認識し、常に意識下におく事」
ペダリング時、「使いたい筋肉を意識させる為に筋肉を触る」という事をやりますが、それのペダリング版だと言ったら良いでしょうか。
「何ワット出た!」、「FTPが上がった!」、「体重の6倍で5分!」等、パワートレーニングの基本となる使い方はもちろんですが、PIONEERだからできるパワートレーニングができるのは大きいポイントだと思います。
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あと、「左右のベクトル比率」を数値化する事で感じたのが、「自分の伸びしろってまだあるんだ」という事。
私のペダリング効率は右に比べると左が少々悪い(踏み込む位置が悪い)
と、言うことは左だけにフォーカスを当て、右並みにペダリング効率を向上させることができるなら、それは所謂「伸びしろ」になります。
今まで感覚で感じてきた「自分のスキル」が明示的になることで、より一層、トレーニングに活力が出来、モチベーションが上がった事。これが一番、機材導入の利点だったように感じます。
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ちなみに私のサイクルコンピュータはカラーモデルの「SGX-CA900」でしたが、正直、モノクロモデルの「SGX-CA500」で十分だと思います。
確かにカラーモデルの方がベクトルのプラス、マイナスが判別しやすいですが、重要なのは「どこにどれだけの力が加わっているか」なので、コストパフォーマンスを考えれば「SGX-CA500」がお薦めです。
3ヶ月程使用しましたが、クランクセンサーの電池交換は全く不要。
サイクルコンピューターはカラーのせいか、ちょっと消耗が早く、8時間くらいで充電が必要な感じです。
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解析ソフト、シクロスフィアについては、いわゆるTSS(トレーニングストレススコア)の値を示す「蓄積ストレス値」のみを参照しているに留まっていますが、こちらはもう少しロングタームでチェックしてみようと思います。
ちなみに現時点では「蓄積ストレス値」をリアルタイムに「SGX-CA500」でチェックする事はできません。
この点は今後、ファームウェアのアップデートで対応される模様ですが、是非、早い段階で対応して欲しいですね!
クランクがFC-9000、FC-6800の2種類のみの対応と言う点は正直ネックになる方も居られますが、ホイールを選ばない点、軽量な点、そしてベクトル表示が「常に見れる」という点は価格面で見ても、他のパワーセンサー製品と比較しても、非常に有力なアイテムだと感じました。
パワートレーニングの世界は日進月歩。
今後も新たなアイテムが登場すると思いますが、現時点ではパワーメーターの最有力候補と言っても過言では無いと思います。
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