京都店:スペシャライズド 2014 SHIVシリーズ
SPECIALIZED S-WORKS SHIV Di2
ストラーダバイシクルズ京都のメインカテゴリーのひとつ「トライアスロン」
昨今のトライアスロンシーンでは、SHIVに代表されるようなエアロバイクが台頭してきました。アマチュアのレースでもロング、ショートを問わずエアロバイクで出場する選手が激増しています。今回ご紹介するSHIVシリーズは、トライアスロン専用バイクです。従来はロードのタイムトライアルバイクをモディファイする形が多かったのですが、このSHIVのように究極のトライアスロンバイクとして製品化されたバイクはあまり他にありません。上記の写真をご覧いただくと分かるように究極のエアロフォルムを形作りながら、アップライトなハンドル位置、確実に制動するブレーキシステム、エアロ性能を落とすことなくドリンクや補給食、ツール類を積み込めるシステム、そしてエアロポジションに特化したサドルなど、まさにトライアスロン専用スペックとなっています。フレームはSHIVのトップグレード「S-WORKS」プロ専用機がそのまま手に入るスペックとなっています。
ヘッドチューブからダウンチューブにかけてハイドレーションバッグを内蔵できるFUEL SELAGE HYDRATION SYSTEM
この写真をご覧いただいてわかるように、トップチューブ付近からハイドレーションのチューブが伸びています。従来のトライアスロン用の水分補給システムとしては、エアロドリンクボトルという大容量タンクをDHバーの間に挟み込むタイプが主流でした。特徴としてはエアロポジションをとったままストローを使って水分補給出来る利便性と、途中でエイドステーションでボトルを受け取り、タンクにリロードできることから多くのトライアスリートに好まれてきました。ただしこのシステムは、非常に大きなものをハンドルの間に搭載することになるので、強風時にはハンドルを取られやすいという難点がありました。怖い思いをされたかたもおられると思います。このエアロボトルの利便性をそのままにフレーム内部にハイドレーションバックを内蔵したのがこのシステムです。その分フレームの横の面積が増えて結局は横風の影響がでるのではないかと疑問に思われる方も多いと思いますが、ハンドルに付けるエアロボトルに比べ、このフレームのタンク部分は、マスと呼ばれる人間と自転車を合わせた質量の中心点により近いため、バランスを崩しにくくなっています。またハイドレーションという「一口ずつ小刻みに水分補給」する方法にはたくさんの効用があると言われています。サイクリングのボトルからの補給だと、ボトルから一気に水分を取ってしまい、汗を大量にかいて電解質などを失い痙攣や疲労を起こしたりすることが多いようです。ハイドレーションですと口に含む程度の水分補給を小刻みに簡単にできるので、一気に汗をかくことは少ないと言われています。また心拍も若干抑える傾向にあるようです。
写真のようにチューブはマグネットでハンドル部分に簡単に固定できます。タンクも簡単に外せて水洗い可能です。またレース中のリロードも可能です。
新機軸、補給食にイージーアクセスできるFUEL CELLシステム
トライアスロン、とりわけミドルやロングのレースになると、補給が成績を左右します。従来のトライアスロンシーンでは、トップチューブ上にゼリーやバーを貼付けたり、トライジャージの小さなポケットに詰め込んだり、ステム付近に邪魔なバッグを結びつけたりと、ヴィジュアル的にもあまり美しくない(失礼)と思われるシーンをよく見かけましたが、スペシャライズドが新機軸の補給システムを開発してくれました。FUEL CELLです。従来型のバッグだと、ベルクロやファスナーをレース中にあけて補給食を取り出す必要があり、時にはなかなか取り出すのが難しく、危ない思いをされた方も多いのではないでしょうか?このFUEL CELLでは、ラバーで出来たコンテナに大きな切り込みが入ってあり、指を入れるだけで目的のものを取り出す事ができ、取り出した後はラバーの塑性力でしっかりと補給食の落下を防いでいます。イージーにアクセスできてイージーに補給食を摂れるということはどれだけ大切なファクターであるか、トライアスリートなら容易にわかることと思います。
また下部にはハードケースでできたツールを収納出来るコンパートメントとなっており、ここにボンベやツールなどの重量物を入れる事で低重心化も果たしています。もう重いものをサドル付近に付ける必要はありません。このように補給食もツールも一カ所に収納してライダーをサポートしてくれるこのシステムを見ていると、アポロ宇宙船の司令船の後ろに付いている「支援船」を思い出しました。そういえばFUEL CELL とは英語で「燃料電池」という意味もありますよね。
サドルに定評のあるスペシャライズドがリリースした究極のエアロサドル「シテロ」
エアロポジションだけに特化した専用サドルのシテロ。エアロポジションでのサドルの悩みはロードバイクのそれとは、また少し違っていますしなかなか解消しづらいものと思います。シテロは軟部組織のしびれや骨周りの痛みを和らげてくれる設計です。またFUEL SELAGEとの併用で、ボトルケージを1個に簡略化でき、エアロ効果にも役に立っています。
ドイツのタフで信頼性抜群のブレーキシステム「マグラRT8TT」
ロードやトライアスロンの世界では「マグラ?何それ?」と思われる方も多いと思いますが、モーターサイクルレースやマウンテンバイクでは「マグラ」と言えばブレーキ技術の最先端を行くドイツのスーパーブランドです。マグラが開発しマグラがパテントを持っている技術が多数あり、ブレーキングを知り尽くしたブランドと言えます。油圧を使ったハイドロリックブレーキシステムは世界一と言っても過言ではありません。それはオイルラインの保証が5年保証であるところなどからも伺い知れます。マウンテンバイクでマグラのブレーキを使用すると、ブレーキの存在を忘れてしまうぐらいコントローラブルで、これは他社ではなかなか味わえないものです。そんなブレーキの老舗マグラから、数年前よりロードバイク用のシステムが発売され、このSHIVにも採用されています。目的はエアロバイクの弱点であるブレーキの効きやコントロール性能を大幅に改善するためのものでしょう。最近のハンドルやステム、ワイヤー類までインテグレートされたエアロバイクは見ていて惚れ惚れするぐらいカッコいいですが、反面、完全にプロ用と割り切って設計されているため、ブレーキがうまく効かなかったり、コントロール性が悪かったりするものが多いのも事実です。しかしロードバイクで採用されているサイドプルブレーキやエアロバイク用Vブレーキを使うと、やはりアウターワイヤーがエアロ効果をスポイルするようで、やむなくブレーキ性能はそこそこにしてエアロ性能をとることが多いようです。しかしこのマグラのRT8TTではオイルラインがブレーキキャリパーの直上からつながるため、フレーム外部の気流を乱しにくくなっています。そしてブレーキ性能はそれこそマグラの真骨頂で、とてもコントローラブルでリニアですからワイヤー式以上のレスポンスを感じていただけます。
油圧ブレーキと聞くと「ドッカーン!」と効いて転倒してしまうのでは?というお声を頂戴することがありますが、ブレーキの効きはディスクブレーキと違ってリムブレーキタイプなので突然にブレーキパワーが立ち上がるようなものではありませんので、高品位なグレードのロード用ブレーキシステムと同じような効きだと思っていただけたらと思います。マグラは従来よりHS33というリムブレーキやフーデット付きのロード用リムブレーキも永年作っておりこの辺りのフィーリングなども絶妙に作り上げています。
また「メンテナンス」が大変なのではとの疑問もよく頂戴しますが、前述のようにマグラは自転車用油圧システムの先駆者であり、ロングライフが定評です。またストラーダバイシクルズでは開業以来マウンテンバイク用のディスクブレーキでは一貫してマグラを販売・メンテナンスしてきており、技術ノウハウの蓄積とツール類、リペアパーツも豊富に持っています。ロードもマウンテンバイクもトラックもマルチに展開してきました。ずっと長いあいだマグラを取り扱っているので、エア抜きやオーバーホールの経験値も多く、メンテナンスはお任せください。また日々のセルフメンテナンスのレクチャーもさせていただいております。ご安心ください。
もちろんDi2ですから電動変速システムを採用しており、レース後半の疲労がたまる区間でも確実にシフトしてくれて、変速行為を億劫にすることはありません。
このようにトライアスロン専用バイクとして設計されたスペシャライズド S−WORKS SHIV Di2、他社バイクと比べても実はDi2付きスペックだとリーズナブルな設定となっています。
ぜひSHIVを手に入れてシーズン後半と来シーズン以降を戦ってください!
なおS-WORKS SHIV にはストラーダバイシクルズ京都店のストアマネージャー厚海と、代表の井上も乗っておりますのでぜひ詳細をお尋ねください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SPECIALIZED S-WORKS SHIV Di2
フレーム : S-WORKS SHIV <SPECIALIZED FACT IS 11carbon>
コンポーネント : SHIMANO DURA-ACE Di2 11 Speed (メインコンポーネント)
ブレーキ : MAGRA HYDROLIC RT8TT
ホイール : ROVAL RAPIDE CLX 60
OTHER : FUEL SELAGE HYDRATION & FUEL CELL付属
価格 : ¥1,070,000(本体価格¥1,019,048)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SPECIALIZED SHIV PRO RACE DA
S-WORKS SHIVの特徴はそのままに、なんと600,000円(本体価格571,429円)というリーズナブルなプライスで登場のセカンドモデル。セカンドモデルといいながらも写真をご覧いただくとお分かりの通り、とってもプロっぽくて強そうなイメージです。むしろこちらの方がS-WORKSっぽい雰囲気があるのではと思います。フレームのカーボングレードこそS-WORKS の次のグレードですが、ROVALのRAPIDE CLのカーボンホイールに、FUEL SELAGE 、FUEL CELL、シテロサドル、そしてマグラのRT6TTが搭載されてのプライスですから、これをお求めいただくだけで、このプライスでほとんどバイクのアイテムは揃うというスペシャルなバイクです!もちろんパーツを交換するだけでDi2化も出来ます。ブレーキはRT8TTとの違いはレバー部がカーボンかアルミかの違いです。ブレーキ性能は変わりません。今年のベストバイのバイクはこれかも知れませんね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SPECIALIZED SHIV PRO RACE DA
フレーム : SHIV RRO <SPECIALIZED PRO 10r carbon>
コンポーネント : SHIMANO DURA-ACE 11 Speed (メインコンポーネント)
ブレーキ : MAGRA HYDROLIC RT6TT
ホイール : ROVAL RAPIDE CL
OTHER : FUEL SELAGE HYDRATION & FUEL CELL付属
価格 : ¥600,000(本体価格¥571,429)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SPECIALIZED SHIV EXPERT
上位モデルのSHIV PRO RACE DAとフレームはそのままに、ハンドル周りとメインコンポをチェンジしてお求めやすくしたバイク。シェイプはトップモデルのS-WORKS SHIVとまったく同じです。写真にはありませんがFUEL SELAGE & FUEL CELLを標準装備。これをベースにお好みのパーツでアップグレードカスタムするのも良し、手持ちの高性能ホイールを搭載してリーズナブルにお乗りいただくのも良し。費用対効果が高いバイクです。明るいイメージがいいですね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SPECIALIZED SHIV EXPERT
フレーム : SHIV <SPECIALIZED PRO 10r carbon>
コンポーネント : SHIMANO DURA-ACE & ULTEGRA 11 Speed ミックス(メインコンポーネント)
クランク : FSA SL-K Light BB30 carbon
OTHER : FUEL SELAGE HYDRATION & FUEL CELL付属
価格 : ¥420,000(本体価格¥400,000)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SPECIALIZED ELITE
初めてトライアスロンにチャレンジされる方にもお求めいただきやすいSHIV のエントリーモデル。
エアロ効果はまったく遜色無く、セカンドバイクとしても期待に答えてくれるバイクです。
FUEL SELAGE HYDRATION & FUEL CELLはオプションで搭載することができ、ホイール次第では上位モデルに引けを取らない走りが出来るでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SPECIALIZED SHIV ELITE
フレーム : SHIV <SPECIALIZED PRO 10r carbon>
コンポーネント : SHIMANO 105 & TIAGRA 10Speed ミックス(メインコンポーネント)
ブレーキ : FSA SL-K Light BB30 carbonクランク
価格 : ¥340,000(本体価格¥323,810)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ストラーダバイシクルズ京都ではこれからもトライアスリートのご期待に沿えるようさまざまなエアロバイクのご提案をさせていただく予定です!
ぜひストラーダバイシクルズ京都をよろしくお願いいたします。