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京都店:キャノンデール SYNAPSE Hi-MOD SRAM RED登場!

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ヨーロッパを中心に近年シェアを伸ばしつつある、エンデュランスレーサー。ヨーロッパの荒れた路面や石畳を走破しつつ、ロングライドで快適性を重視したバイクで、いまや確固たる地位を築きつつあります。日本ではまだまだ認知度が低く、ツールやジロで活躍するピュアレーサーこそがロードバイクという風潮が強いですが、ヨーロッパではいまやかなりのウェイトでエンデュランスレーサーが支持を得ています。

筆者のストラーダ井上は、一昨年にエタップ・ドゥ・ツール(アマチュアがツール・ド・フランスの1ステージを走れるレース)に出場したのですが、現地でシナプスの多さにびっくりしたものでした。しかも昨年と今年は石畳を走る過酷さで有名なレース、パリ〜ルーベを見る機会を得たのですが、そこでもエンデュランスレーサーが2年続けて優勝していますし、アマチュアのレース、パリ・ルーベチャレンジに出場したときも、自分自身エンデュランスレーサーに乗って出場しました。

昨今のエンデュランスレーサーは、従来とちがいモッタリとしたイメージは全くなく、衝撃吸収性能はかなり高く設定してありつつも、優れたハンドリングと加速感を両立させており、二律背反を果たしたバイクが多く登場しています。

今回ご紹介するキャノンデールのSYNAPSE Hi-MODは、キャノンデールのエンデュランスレーサーのトップモデルで、世界最高峰の称号を2年連続で獲得した同社のSuperSix Hi-MODと双璧をなすバイクです。SuperSix Hi- MODをF1カーと見立てるならば、SYNAPSE Hi-MODはダカールラリーなどのラリーレイドカーとも言うべきもので、共に世界最高レベルのバイクということが言えます。

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若干高めのヘッドチューブが乗車しやすいポジションを実現してくれます。しかしツーリングバイクではなくあくまでレーサー然としたハンドリングなのです。

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SISL2クランクは超軽量です。驚きなのはアウターチェーンリングとインナーチェーンリング、そしてスパイダーアームまでもが、一つのインゴットから削りだしで作られた、こちらも超軽量のスペシャルモデル。シェル幅は73mmという新規格のBB30A。

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外見上の大きな特徴のひとつ、パワーピラミッドと呼ばれるシートチューブ。ツインチューブ化したコネクション部分で、横剛性を確保しながら縦方向へのしなりを実現。

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S.A.V.E(シナプス・アクティブ・バイブレーション・エリミネーション)と呼ばれる独自の振動吸収システム。螺旋状に成形されたシートステーは、キャノンデールのこれまでのどのバイクよりも振動吸収性を良くしています。他社のエンデュランスレーサーは、サドルに腰を下ろしてペダリングしたときにのみ衝撃吸収機構が作動するものが多かったのですが、シナプスはスタンディングやダンシング時にもS.A.V.Eが衝撃を吸収し、シートピラとパワーピラミッドがシッティング時に衝撃を吸収するというダブルの機構を備えています。

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シートピラーと接合部の機構によりシッティング時の衝撃吸収を演出。

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SRAMのフラグシップコンポーネント、RED。このモデル専用にグリーンにペイントされたスペシャルエディション。

SYNAPSE Hi-MODは、SuperSix Hi-MODとは明らかに違う存在感と意義を持ったバイクで、2つとも手に入れたくなる乗り味です。もちろんヒルクライムやロードレース、クリテリウムにはSuperSix Hi-MODが活躍するでしょうが、SYNAPSEだって十分走れそうです。かつロングライドやグランフォンド、そして今年走る事ができた、本場の石畳を走るパリ〜ルーベチャレンジなどには、絶対の適応性を見せることになるでしょう。

そしてスペックや価格などよりも、とにかく乗っているとニンマリしてどこまでも走っていきたくなる。そんな気持ちにさせるのがSYNAPSEです。

新しく生まれ変わったSYNAPSE Hi-MODは、明日のロードバイクシーンを見せてくれるモデルでした。

スタッフ井上はSYNAPSE Hi- MODに乗って、10月に旧東海道を東京からストラーダバイシクルズ京都までの旅に出発いたします。

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