OPTIMOの名を引き継いだアルミロード、CANNONDALE CAAD OPTIMO
「OPTIMO(オプティモ)」という名に懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか?
その昔、ジロデイタリアでダミアーノ・クネゴが優勝したアルミバイク。それこそがCAAD8 OPTIMOでした。
時代はアルミからカーボンへと移行する頃でしたが、アルミの地が移る銀色のフレームは美しさと強さを兼ね備えた、本当に「憧れの一台」でした。
さて、時は流れて2017年のニューモデル。
その中に現れた「OPTIMO」の名。時代の流れと共に、キャノンデールは「初めての一台に最適なアルミロード」として、この「OPTIMO」の冠を捧げたモデルを登場させたのです。
CANNONDALE CAAD OPTIMO TIAGRA(¥140,400.-)
一見すると前モデルのCAAD8と違いが分かりにくいのですが、良く見てみると全く別物でした。
何よりも特徴的なのがリア三角。
CANNONDALEお得意のSAVEマイクロサスペンションを搭載するのはもちろんですが、最も工夫されているのはシートチューブ。
実物を見ないと分かりにくいのですが、微妙に後ろ方向へベンド(曲げ)しています。
カーボンと比較するとしなりにくいのがアルミの特徴。その為、絶妙な曲げ、潰しの加工を施し、ライダーのオシリに対する衝撃を緩和させています。ここらへんは流石は「アルミのCANNONDALE」と言った所ですね。
そして、特筆すべきなのがフレームジオメトリ。
SUPERSIX EVO、CAAD12を踏襲したフレーム形状により、トップモデルと同様のキレのある乗り味を実現しました。
特に印象に残るのはヘッド廻り。
トップモデルと同じく上下異形のテーパーヘッドチューブを採用する事で、ハンドリングのキレと衝撃吸収性を高い次元でバランス。
正直言って、この価格帯のフレームとは思えない程に作り込みがされています。
流石に「OPTIMO」の冠を着けるだけの事はあります。決して名前に負けていないクオリティが実現されています。
アッセンブルされるコンポーネントの種類に合わせて価格帯が異なりますが、当店でお薦めはTIAGRAモデル。
価格とパーツのバランスが絶妙であり、カラーラインナップも豊富な点が際立っています。
通勤ライドやトレーニングライドにお薦めしたい、CANNONDALEの歴史を支えたOPTIMOの名を冠ったモデル。
クラスを超えたクオリティを是非、お確かめください。