CANNONDALE SUPERSIX EVO Hi-MOD ULTEGRA（￥490,000.- 税別）

7月に開催されたキャノンデールブランドキャンプで発表された、NEW SUPERSIX EVO Hi-MOD。

その戦略的モデルとも言えるULTEGRA搭載モデルが、遂に入荷しました。

従来のSUPERSIX EVOが持つ「バランスの良さ」をブラッシュアップさせながら、全く新しいアプローチで生まれ変わった「NEW SUPERSIX EVO Hi-MOD」

特に一目でわかるのはフロントフォーク、そしてヘッド周りの形状の変化です。

従来のSUPERSIX EVOで懸念であった、リアブレーキへのワイヤーガイドの取り回しも改善されており、リアブレーキの「引き」も軽く、コンポーネントの機能を100%活かせるように細かな点が改良されています。

フロントフォークは、カーボン成型時の後処理を含めたプロセスを見直す事で、まったく新しい「細く、鋭い」形状に変化。

フォークエンド部分に存在する空洞は、カーボン成型の際に生じる不要物を完全に取り除く事で、不要な物をフォークに残存させる事を防ぎます。

見えにくい所ですが、一つひとつのプロセスを正確に緻密に変化させる事で、新たなフォーク、そしてキャノンデールらしいハンドリングを実現するコクピットが生まれました。

スローピングするフレーム形状が当たり前になりつつある現代において、クラシカルとも言えるホリゾンタル（水平）のトップチューブ。

その理由は、何よりも特徴的な長いシートチューブにあります。

長いシートチューブは縦方向へのしなりを生み出し、それによりライダーの腰に対するインパクトを軽減してくれます。

シートチューブが長くなるという事は、単純に言うとフレーム重量が重くなるという事。

しかし、シートポストを25.4mm、尚且つカーボン製の短いSAVEシートポストにする事で、トータルの重量は前作SUPERSIX EVOを凌ぎます。

MTBのXCシーンで培われたSAVEシートポストは、カーボン素材を用いつつ、しなりを生み出す形状をしていますので、短いながらも驚くほどの快適性を生み出します。

そして、前作のSUPERSIX EVOユーザーが見るとわかる変化が、リアバック。

特にBBまわりのボリュームアップと形状変化は大きく、シートチューブを長くする事によって快適性を向上させたおかげで、BB部分の剛性を高め、よりペダリングパワーをダイレクトに伝達する事が可能となりました。

そして熟成の域に達した、サスペンションシステム「SAVEサスペンション」

しなやかにしなりながらも、しっかりと前に進む。

それはまるでタイヤが路面に押し付けられるF1のアクティブサスペンションのよう。

現時点で最高峰と言えるテクノロジーを搭載して生まれた「NEW SUPERSIX EVO Hi−MOD」

今回、入荷したモデルはコンポーネントにアルテグラを搭載し、ホイールはMAVICのKSYRIUMをアッセンブル。

クランクはキャノンデールが誇るSiクランク、サドルはフィジークのアリオネ・・・

「トップグレード」と言っても過言ではないアッセンブル内容でありながら、他メーカーだとミドルグレード価格帯の「￥490,000.-（税別）」というのは、驚きとしか言いようがありません。

その証拠に・・・実は第一回のメーカー入荷分は全て「完売」・・・