MERIDAが作るとエアロバイクはこうなります。

REACTO 4000（￥243,000.-）

なによりも驚かされるのは「ハイコストパフォーマンス」

全般的にコストが掛かってしまいがちなエアロバイクですが、ディープリムホイールにSHIMANO105をアッセンブルしても25万円を切るプライス設定は、ちょっと驚きを感じてしまいます。

もちろん、単なる「安いバイク」ではありません（笑）

走りの要であるフレームには、MERIDAの最新テクノロジーの数々が投入されています。

例えばハンドリングのキモとなるヘッド回りには上下をX型に大きくさせ、剛性を飛躍的に向上させる「X TAPER HEADTUBE」を搭載。

更にダイレクトマウントブレーキを用いる事で空気抵抗も軽減。

ワイヤーケーブルの露出を軽減させるべく、トップチューブへ内蔵させるワイヤー処理は独特の思考で作り込まれています。

乗り心地が硬く、一般的に快適性に欠けると言われるエアロバイクですが、REACTOはシートポストに内蔵させたエラストマーが振動を吸収する「S-FLEX」シートポストを採用する事で、飛躍的に快適性を向上させています。

シートポストをクランプする部分も「INTEGRATED SP CLAMP」により、完全にフレームへ内蔵。

トップチューブの末端で生じる乱気流を抑える効果を持っています。

それぞれのチューブをよく見るとわかる、後方の断面が切り落とされる独特の形状。

「NACA FASTBACK PROFILE」と呼ばれる独自形状により、空力性能はもちろん剛性を飛躍的に向上させています。

特筆すべきなのは、この「REACTO 4000」はDURA-ACE搭載モデルである「REACTO DA LTD（￥582,120.-）」と全く同じフレームを使用しているという所。

後々、コンポーネントやホイールをカスタマイズするだけで60万円の価値に上げる事ができる「可能性を持った」フレームであると言う事が、こういった面からも窺えます。