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テックレポート

Campagnolo EPSと「美しさ」を考えてみました[スタッフ熊谷]

先日、お客様のバイクでCampagnolo EPSをアッセンブルする機会をいただきました。

電動変速システムと言えば「SHIMANO Di2」のイメージが強いかと思います。
確かに当店でもほとんどと言って良いほど、電動変速をお求めの場合はSHIMANOになるケースが多いのですが、やはりCampagnoloの美しさと機能美に惚れ込まれる方は多く、今回のアッセンブルもそんなこだわりを感じさせる内容となりました。

Di2とEPSの大きな違いは配線の太さ。Di2に比べて少し太めになっているEPS。この「少し」というところがキモでして・・・
最近のフレームはDi2対応のものがほとんどなんですが、意外とEPSのコードに対応していないモノも多く・・・

今回アッセンブルしたANCHOR RS9は問題なかったのですが、某ブランドの某バイクだとちょいと加工が必要だったりして・・・(苦笑)
けれど、そんな加工が必要な時こそ、メカニック魂に火がついちゃうんですけどね(笑)
いかに加工していないような感じで加工するか。お客様が気付かないカスタマイズこそ、美しいメカニック作業だと思います。

さて、EPSですが、実はコードが各コンポーネントと完全接続されており・・・簡単に言うと配線が切れたらそのコンポーネントもアウト・・・
コードが断線してもコードだけ入れ替えれば良いDi2と違い、断線したらコンポも買い替えという・・・ある意味、「流石はカンパ!」と思えるところです。

その為、コードの取り回しはDi2以上に配慮が必要です。できるだけ折らず、重ねず、インパクトの無い状態を探しながらアッセンブルします。ああ、高級パーツだけにいつも以上に疲労します(笑)

こうやって見えにくい場所にこだわって完成したバイク。美しく作業できた時の満足感はなかなかのものです。

お客様には気づかれない美しさ。それにこだわる事こそ、メカニックとしての醍醐味なのかもしれませんね。そんな事を感じた一台でした。さぁ、次の作業に取り掛かりましょう!

この記事を書いたスタッフ

YUKI KUMAGAI
テック&フロアスタッフ 熊谷 宥輝
ストラーダきっての理系社員で、元ゼネコンでの監督業務の経験を活かし、
テックでのアッセンブル業務からメンテナンス、接客と多岐にわたり広い視野で仕事をこなす。
仕事への探究心が深く、また納期を確実にできないと気が済まない。旅好きで写真好きなことから、
イベントでは「サイクリング」やビギナーライドを担当。
またパンク修理や洗車ワークショップなど、メカニカルな講習会を毎週行っている。
ステイブルな性格のため、幅広い年齢のお客様に親しまれており、ちょっと昭和なマインドの青年。

SBAA plus(スポーツ用自転車安全整備基準) 認定資格者
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