[スタッフ田中のトレーニング日記!]数年ぶりのアレに挑みました・・・
こんにちは!今日は草津でも雪がチラついて寒いですね~
若狭路レインボーヒルクライム入賞を目標に、年始からかつてないペースで乗りまくっているスタッフ田中です。
本日時点での年間走行距離は約2500km!!
(FACTOR OSTRO VAM トレーニング仕様 6.9kg)
ストアイベント以外の実走もたま~に行っていますが、最近のトレーニングは基本Zwiftです。
外を走る感覚は大切。しかし新型コロナウイルスによる医療体制の逼迫から、事故も不安ですしやむなし・・・
さてさて、今回はちょっとマニアックな「パワー」について語りますよ~!
これだけ乗り込んでいるとなると、気になるのはどれぐらい「成長」しているか。効率的なトレーニングプランを組み立てるには、成長度合を適切なタイミングでチェックすることが必要不可欠です。実力に対して負荷が低すぎると成長が見込めないですし、逆に高すぎるとオーバーワークに陥ってしまい故障したり、体調を崩す原因になりかねません。
成長の度合を見るには様々な指標がありますが、サイクリストにとっては「FTP(Functional Threshold Power)」が最も一般的な指標ではないでしょうか。FTPとは、一言で言うと「1時間を全力で走った際の平均パワー」です。しかし1時間を全力で走るのは、よほどのメンタルでない限り現実的ではないので、「20分全力走の平均パワーの95%」がFTPと言われています。
例に漏れず、私もそこまでのメンタルは持ち合わせておりません・・・。そして、20分全力走ですらめちゃくちゃ苦しいので過去に何度も途中で挫折しており、なるべくやりたくないというのが本音です。
ちなみに計測前のFTPは、以前ワークアウト中に記録した20分332wの95%に当たる「316w」で、ちゃんとした計測は2年以上行っていません。
ですが、最近のトレーニングの達成率やZwiftレースの結果から、そろそろ更新すべき時が来たと確信しました。前述した通りものすごく苦痛を伴うのですが、意を決してチャレンジしてみました!ベストに近いコンディションで計測に臨むため、前日までのトレーニング内容も少し軽めにし、疲労が少ない状態を目指しました。
なお、計測前には念入りにウォームアップを行います。確実にFTP計測を行うなら、ZwiftにFTP計測のウォームアップまで指導してくれるワークアウトがありますし、GARMINのサイコンにもFTP計測モードがあるのでぜひやってみてください。(ちゃんと計測するには、精度が高いパワーメーター、またはスマートトレーナーが必要です。)
複数のトレーニングデータなどから、なんとなくFTP325w以上は出せる気がしていたので、逆算して342wぐらいを目安にスタートしました。
5分時点、10分時点ではわずかに余裕を持って平均345w前後をキープ。でも正直・・・もう、ここでやめてしまいたいなぁという葛藤が常にあります。それぐらいハードなのが私にとってのFTP計測。
15分時点でもなんとか345wはキープ。もうここまで来たらあと少しと思えてきます。何と言うか・・・やりきらない方が損、もうこんなキツイ事をやりたくないというのが最大のモチベーションですね(笑)
ラスト30秒で気が緩み、転倒しかけて5秒間はパワーが200w台まで落ちたものの、なんとか踏み直して20分平均349wまで上げ、計測終了!!
20分349wなので、FTPは「332w」です!実に16wの向上!!(解析ソフトによっては、転倒未遂を考慮した333wになっていました!)
スマートコーチングの効果で、根性に頼らず高いパワーをキープできるペダリングを習得したことも、大幅なパワーアップに繋がりました。単純な走行距離と頻繁に出場しているZwiftレースもおかげもあるでしょう。あと、1週間足らずのプチ禁酒も効いたか・・・(笑)
FTPはトレーニング負荷や疲労度合(TSS・ATL・CTL・TSBなど)の指標の解析に多大な影響を与えます。なお、ワークアウトが大幅に苦しいものになってしまうのとTSSを稼ぐのは辛くなりますが、本来はこれが健全な姿・・・つまり、ここ最近はトレーニング不足だった可能性が高いですねー。反省・・・
また、FTPが上がったことで少し自信がつきました。レース中も、以前はしんどいと思っていたパワーでも、FTPより下と認識すると、自然と余裕が生まれます。ヒルクライムやTTでは特にペース管理が重要なので、適切なペース配分をする上で定期的なFTP計測はめちゃくちゃ大切だと再確認。(やりたくない事実は変わりませんけど・・・)
このようにFTP計測を行ったり、ピーキングの練習(自分で人体実験!)をして調子をコントロールし、レースの着々と準備を進めております。
入賞を目指して、あと3週間頑張りますよ~!!
この記事を書いたスタッフ
各メーカーのジオメトリーやサイズ、規格などに精通しており、それを諳んじるぐらいに記憶している。
元陸上部だったこともあり、高い心肺機能を有していることから、ヒルクライムのホビーレースで上位に食い込む実力がある。
とにかく時間があれば自転車に乗っている自称・他称「自転車バカ」。
イベントでは初めての方が安心して乗り出すための「デビューライド」や「モーニングライド」、
また平日休日問わずに行われる「トレーニングライド」など多岐にわたる。