STRADABICYCLES -ストラーダバイシクルズ-

スタッフタイム

小さな”大冒険” はじめての自転車ソロキャン[スタッフ山本]

”はじめて”というものは、常に不安があるけども、ドキドキしたりワクワクしたり。
久々にそんな気持ちになってみたくて、ちょっとだけ”小さな冒険”に行ってきました。

自分が自転車に対する原点とは「レース」であり、「トレーニング」つまるところ「速く走る」という事なのですが、齢40も軽々と越え、やみくもに目を△にして速さを追求するだけでなく、「自転車を使った、新しい事」をなんとなーく探していた昨今。そんな時に某ブランドの方から教えていただいた「午後から出発して、翌日朝に戻ってくる=プチキャンプ」をやってみよう!と思い立ち、行ってきました。

普段、個人的には飛び石的にお休みを取っているんですが、シフトの関係上、久々に連休となった火曜日の朝。せっかくの連休に二日間ボーっとするのももったいないので、ふと、思いついて自転車ソロキャンへ。
昔からアウトドア、キャンプの類は好きだったので、テントや寝袋はあるのですが、バックパック用ではないので結構な大きさ・・・しかも思い立った感じなので、家にある自転車もエアロレーサーのSYSTEM SIX。ここはバックパックを満載にしたTopStoneの方がカッコイイんでしょうが、ザック一つで行けるのも気軽な冒険のメリットという事で。

思いつくばかりの装備をザックに放り込み、SYSTEM SIXにまたがって向かうは自宅から30kmほどの琵琶湖沿いのキャンプ場。
いつもと違い、背中に食い込むザックでバイクはなかなか進まず、いつもなら1時間ほどの場所も倍くらいの時間を掛けて到着。これはこれで新鮮な感じです。

三連休明け、シーズンを外したド平日という事でキャンプ場は貸切状態。好きなところにテントを張って良いとの事なので、背もたれになりそうな木のそばをキャンプ地とします。

自宅を出発したのが14時。キャンプ地に到着したのが16時。天気はまさに”秋晴れ”ですが、11月ともなるとアッという間に夕暮れが迫ります。

焦ってテントを立てて、ふっと空をみたら、見事なグラデーション。

刻一刻と色を変えていく空を見ながらちょいと一杯。うーん、いわゆる最高ではないですか。

ちょっとホロ酔いの頭で、読みたかった本を広げながら暗闇が迫るのを感じつつ。

周りは誰も居らず、静寂の中、かすかに琵琶湖の波音だけが響きます。ああ、非日常感・・・

辺り一面が暗闇になった頃、そろそろおなかが減りだしたので、晩御飯の用意。気軽なソロキャンですから、食材は近くのコンビニで調達。無理をせず、自分なりの冒険を楽しむスタンスなので、ここらへんは気張らずに。

周りに灯りが無いせいか、夜空には怖いほど輝く星たち。はじめての自転車ソロキャンなので、焚火セットを持って来なかったのが悔やまれます。ここらへんは次回の課題です(笑)
外でやる事がなくなったので、20時にはテントの中へ。波打ち際の心地よい音を子守唄に、アッという間に眠りに引き込まれていきました。

で、翌朝。いやぁ、11月の湖岸沿いは寒かった・・・厳寒用の自転車ウェアを持って行ったので、どうにかしのぐことができましたが・・・自転車ウェアスゲーと思った夜でした(笑)

アサイチ、清々しい気持ちでササッと撤収し、自宅へ向かいます。夜露で重さが増したテントを入れたザックはなんと12キロ・・・やっぱり自転車にキャリアが必要ですね・・・
ひーひー言いながら午前中には無事に帰宅し、早速、午後からはアウトドアショップでバックパック用の焚火セットを購入(笑)早くも次のキャンプが楽しみになってきました。

「自転車を使った遊び方」は本当に様々。ちょっとの勇気があれば、こんな風に簡単に安全に手軽に「冒険」や「非日常」が手に入るんですから・・・改めて自転車が持つ可能性を感じた、小さいけれど大冒険だった、”おっさんソロキャン”でした。次は自転車仲間のみんなでも行ってみたいなぁ。

この記事を書いたスタッフ

TOMOTAKA YAMAMOTO
フロアスタッフ 山本 朋貴
IT企業での経験を活かし、自転車業界では類を見ない、独自の情報管理システムを構築している。
また社員教育も担当し若手スタッフの研修を手がけている。
イベントの得意分野は自身の経験を活かしたパワーメーター講習。
長年マウンテンバイクのレースを走ってきたが、昨年からトライアスロンに挑戦。
オリンピックディスタンスやアイアンマン70.3のレースを中心に出場する。
2011、2012年全日本マウンテンバイククロスカントリー選手権・マスタークラスチャンピオン。
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