【レポート】ハービー・山口氏「ときめきフォトライド」
ポートレートの世界的な巨匠、ハービー・山口さんによるカメラとバイクのクロスイベント、「ハービー・山口のときめきフォトライド」を10月7日(日)に開催いたしました。
写真が好きな方なら誰でもご存知の有名な写真家、ハービー・山口氏。若くして単身ロンドンに渡り、写真の腕を磨き、10年を経て帰国、布袋寅泰さん、福山雅治さんをはじめ、たくさんのアーティストの素の表情を捉えたポートレートをはじめ、市井の人々のあたたかな人間味のある表情を撮り続ける写真家です。ハービーさんの写真を見るといつも心が温かくなります。
なぜハービー・山口さんがストラーダでワークショップを開いていただけたのかというと、カメラ好きのストラーダ井上はかねてからハービー・山口氏のファンだったため、あるとき氏の開催されたゼミナールに参加。そこでハービーさんご自身が実はロードバイクファンで、かつストラーダのある滋賀県で大きな個展を開催されるということで、当店にご来店いただき、そこでお知り合いになることができました。以来何度も交流を続けこの度弊社京都店のオープニングイベントを快くお受けいただくことになったのです。
当日はこのようにたくさんの方がご参加いただきました。今回はバイクとカメラのクロスイベント「ときめきフォトライド」ということで、ストラーダ京都店の近隣をサイクリングし、女性モデルや参加者相互を被写体にして撮影会を実施、途中ハービーさん流の撮影テクニックをご披露いただき、みなさんで学んでいただく手法を取りました。
女性の参加者が多かった事が印象的。
ハービーさん、ストラーダレーシングのジャージをご着用いただきキャノンデールのCAAD10に乗って颯爽と登場。普段からロードにお乗りという事で、バイクさばきも楽々こなされています。
今回はハービーさんのお力添えもあって、リコーペンタックスイメージング社より、最新のハイエンドコンパクトカメラ「GR」をなんと10台もお借りすることが出来ました。
今回はお客様の中からモデルをお願いしました。モデルの陽子ちゃん、まだ慣れていないせいか緊張気味。ハービーさん、彼女の一瞬の表情の変化を逃しません。
そうかと思うと、ささっと集団の前に走っていってこのように定点で皆さんの写真をスナップシュート。
次は京都らしいロケーションで、女性お二人をモデルにシチュエーションをつくり・・・
それをみんなで撮影することにしました。
ハービーさん、川面にカメラを突っ込みそうになるぐらいローアングルで撮影されています。標準域でのポートレートが多いイメージの方ですが、あらゆる画角であっても撮影されます。さすが。
超有名な写真家の方という事で、近付き難い雰囲気なのかと思うと、このように参加者の方を呼び寄せ手ほどき。ハービー・山口さんの暖かい人柄が伝わってきます。参加者の方も次第にリラックスして撮影されていました。
笑顔が可愛いですね。
フォトライドということで、今度はモデル自身が写真撮影をしているというシチュエーション設で撮影も。
今回はフリーエディター・フォトグラファーの石川望氏にもアシストいただきました。
初めてカメラに触れられる方にも優しく手ほどき。
参加者どうしでお互いに自然な姿を撮影しあいました。記念撮影でよくやるピースサインもいいのですが、今回はそうではなく自然なポートレートをテーマに進めていきました。
後半になるとモデルの陽子ちゃんもリラックスしていろいろなポーズが出来るようになりました。
でもスゴい事ですよ。ハービー・山口さんに撮ってもらっているんですから。
普段はトライアスロンに熱中されているお客様も今日はカメラマンとして楽しんでおられました。
撮影の後はハービーさんのトークショー。長い撮影生活でのエピソードを楽しくお話されました。ハービーさんのトークはいつ聞いても心温まります。また力をもらうことができます。
ハービーさんのトークが続く中、石川さんはエディターとしての本領を発揮。プロの視点で写真チョイスを行っていきます。
今回のお土産としてハービーさんの講評と石川さんのフォトレタッチ&バライタへのプリントがついてきます。
ものすごく価値あるイベントなのです。
皆さんの写真についてハービーさんから直接のアドバイスと講評をいただきました。みなさま次回の撮影にぜひ活かしてください。
丸一日に渡って撮影とライディング、そして食事と講評を楽しんでいただきました。
またハービー・山口さんが東北の被災地で力強く復興に立ち上がった人たちを撮った写真集「Peace」が、シド・ヴィシャスのMy Wayの曲とともに上演され、参加者に感動を与えていました。
皆様いかがだったでしょうか?これを機にライディングと撮影の両方を楽しんでいただき、バイシクルライフをさらに豊かなものにしていただけたらと思います。
できたらまた第2回を開催したいと考えております。皆様の次回のご参加を心よりお待ち申し上げております。