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スタッフタイムレポート

第11回全日本最速店長選手権~トレーニング編~[スタッフ田中]

こんにちは、スタッフ田中です。

第11回全日本最速店長選手権

4/17(日)に行われたサイクルスポーツ様の名物企画「アミノバイタルプレゼンツ第11回全日本最速店長選手権」に、ストラーダバイシクルズ彦根店・店長として、初出場してきました。

たくさんの応援、本当にありがとうございました!サイクルスポーツ様のYOUTUBEライブ配信にコメントされた方も、SNSでコメントされた方も、バッチリ後から見ましたよ~(笑) 今回は全国津々浦々の有力店長が28名出場。例年よりやや少ないですが、サイクルショップとしては繁忙期ですので、致し方ありません。(そんな中でレースに出られるのはとてもありがたいことで、他スタッフやお客様にも大変感謝しております。)

かなり長くなるので、「レースレポート編」、「機材編」、「トレーニング編」と、3部構成でお送りします。


遅くなりましたが、最後は第3弾「トレーニング編」です。

今年に入ってからZwiftを中心に走行距離を重ねているのは以前のブログでも書いておりましたが、レース3週間前からはトレーニング内容を変更しました。

3週間前までのトレーニングは、ほぼZwiftレースとリカバリー走などの繰り返しで、たまに実走という感じ。週間TSS500~600を目安に、その日の気分に任せて気ままに乗っていました。

Zwiftレースの場合、周りのペースアップに合わせてパワーを上げるので、強度は日によりけり。物足りなさを感じることもありましたが、何より「気軽」に「そこそこの強度」で「楽しく」走れるのが、メンタルが弱い私にはちょうど良いです。

では、3週間前からのトレーニングはどうなったかと言うと・・・

 

TM-POWER | TRY MAKE POWER!

FTPやTSSという概念を生み出し、パワートレーニングの礎を築いた「PEAKS COACHING GROUP(PCG)」公認コーチであり、自身も2度日本一に輝いたパワートレーニングのプロフェッショナル・スタッフ山本に、パーソナルトレーニングをお願いしました!!詳しくはこちら

トレーニングプランの組立の前に、まずはスタッフ山本と一緒に最速店長選手権のコースを昨年の動画などで研究し、どうやったら勝てるかを真剣に考えました。富士スピードウェイはテクニカルなコーナーがほぼないので速度が緩むことがなく、集団有利でアタックが決まりにくいコース・・・クライマーの私にはかなり不利な戦いであることが分かりました。ロードレースはシマノ鈴鹿ぐらいしか経験がないため、走行技術の面でも不利。その上で勝ちを狙えるとしたら、やはり逃げからの独走勝利しかないという結論に至り、それを実現するための自分専用のトレーニングプランを練ってもらいました。

まず1週目(3週間前)は準備期間。普段自分では取り組まない様な無酸素系のワークアウトも数回入っていて、体調とモチベーション次第では達成できないワークアウトもありました。逆に、テンポ~FTP領域は得意なので、余裕を残して完遂出来ることが多かったです。このバランス・強度の絶妙さは、自分に合わせてメニューを組んでくれているからこそ。やはり、人に管理されると手を抜けないのでトレーニングも気合が入りますし、朝もちゃんと起きれます(笑)

レース2週間前はガッツリ追い込み!1日2回のワークアウトで、毎日TSS100以上を目指すそう・・・マジか・・・!

しかし、諸事情によりほとんどのワークアウトは完遂出来ませんでした。仕事の都合や体調もありましたが、途中から致命的な股ズレを発症してしまいまして・・・

山本に相談したところ、悪化させ乗れなくなること(実際股ズレが原因で引退するプロ選手もいるほど)が最悪のケースだと言われたので、3日ほどは自転車を離れ、治療に専念。ゆっくりお風呂に浸かり、しっかり睡眠を取り、消毒し、患部を冷やし、寝る前にアミノ酸を摂取すると良いなどアドバイスをもらい、体調面のサポート・指導も万全で色々と勉強になりました!2日半で90%ぐらい治ってくれたので、以降はしっかりと股ズレ防止のクリームを塗り、トレーニングを再開。

休んだ分を取り戻すべく、ちょっと高強度を入れたかったので、しばらく計測していなかった最大10分パワーの計測にチャレンジ。結果は378w/10分と、20w以上の大幅更新。成果は確実に出ている・・・!

そして、もう残された期間は1週間。ここまで来たらテーパリング(レース当日にベストパフォーマンスになるよう最終調整)に入りますので、もうハードなトレーニングは行いません。ですが、休んで回復した分ちょっと腕試しをしてみたくなったので、レース6日前には湖北有数の長距離ヒルクライムコース「奥伊吹」へ自走で行ってきました。19.4km/548mUPと、長さに対する獲得標高はそれほど高くありませんが、とにかく長く、終盤に10%以上の勾配が登場します。

その結果は・・・KOMを1分30秒更新する好タイムでした!!勾配の変化が頻繁にあるのでパワー値で見ると若干不調ですが、以前よりも15wぐらい高い平均パワーが出ました。STRAVA 奥伊吹TT

4日前には、何とかギリギリクリアできるぐらいの無酸素領域を含むワークアウト。以前なら無理だったハードなインターバルメニューが、無事達成出来ました。これが最後の追い込みだったので達成出来たのは嬉しかったですし、自信に繋がりました。その後は当日に疲労が残らないよう徐々に負荷を落として、リカバリーメニューを中心に。レース2日前からは限りなくレストに近い練習で回復に努めました。前日には出発前に軽くローラーを回して脚の状態を確認しました。

当日のウォーミングアップ内容や、食事のとり方、出発前の緊張を和らげるゲン担ぎなども山本に指導してもらいました。残念ながらレースレポート編で書いた通り、レース当日は落ち着いてアップ出来る状況になく、アップ不十分ではあったのですが、注意事項を頭に入れて試走などで刺激を入れて体を目覚めさせました。

レース本番、体は十分に動きましたが、力及ばず結果は16位。もっと早くからコーチングをお願いしていたら、2週間前に万全の体調でトレーニングを完遂出来ていたら、と悔いは残りますね。一応、当初のプラン通り積極的に走りましたが、これでは勝てないと分かり、良い経験になりました。レースの空気感を知る事が出来たので、来年こそはもっと戦略を練って優勝狙います!

応援頂いた皆様、ありがとうございました!!


ということで、以上、トレーニング編でした!

結論から言うと、スタッフ山本にコーチングをお願いして本当に良かったと思います。ヒルクライムが得意でスプリントは苦手な私ですが、アタックで必要となる瞬発力も少しだけ身に着き、レース展開の選択肢が広がりましたね。誰しも苦手分野のトレーニングは避けがちですが、目標に合わせた複数のワークアウトを、絶妙なバランスで組み合わせてくれるので、メンタル弱めな自分でも飽きる事なくトレーニングに臨めて短期間でも成長を実感出来ました。最短で確実に強くなりたい方には、大変オススメです!詳しくはこちら

 

さて、次のレースは6/26(日)「若狭路レインボーヒルクライム」

得意のヒルクライムなので、今度こそは優勝します!!

5/26まで、追加エントリーも募集中ですよ~(上記リンクから)

そして、8/28(日)「赤穂トライアスロン大会」にもエントリー。

台風の影響でデュアスロンになったり、新型コロナで流れてしまっていた、私のトライアスロンデビュー。

心細いので、ぜひ一緒に出てください!(笑)

この記事を書いたスタッフ

HIROKI TANAKA
彦根店 店長 田中 宏樹
明るく朗らかな性格で常に元気に仕事をしているフロアスタッフ。
各メーカーのジオメトリーやサイズ、規格などに精通しており、それを諳んじるぐらいに記憶している。
元陸上部だったこともあり、高い心肺機能を有していることから、ヒルクライムのホビーレースで上位に食い込む実力がある。
とにかく時間があれば自転車に乗っている自称・他称「自転車バカ」。
イベントでは初めての方が安心して乗り出すための「デビューライド」や「モーニングライド」、
また平日休日問わずに行われる「トレーニングライド」など多岐にわたる。
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