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スタッフタイムレポート

第11回全日本最速店長選手権~レースレポート編~[スタッフ田中]

こんにちは、スタッフ田中です!

第11回全日本最速店長選手権

4/17(日)に行われたサイクルスポーツ様の名物企画「アミノバイタルプレゼンツ第11回全日本最速店長選手権」に、ストラーダバイシクルズ彦根店・店長として、初出場してきました。

たくさんの応援、本当にありがとうございました!サイクルスポーツ様のYOUTUBEライブ配信にコメントされた方も、SNSでコメントされた方も、バッチリ後から見ましたよ~(笑)

今回は全国津々浦々の有力店長が28名出場。例年よりやや少ないですが、サイクルショップとしては繁忙期ですので、致し方ありません。(そんな中でレースに出られるのはとてもありがたいことで、他スタッフやお客様にも大変感謝しております。)

かなり長くなりますので、「レースレポート編」、「機材編」、「トレーニング編」と、3部構成でお送りします。

ちなみに、この記事は4,000文字オーバーです(笑)


まずは「レースレポート編」から。レース中の写真は、お客様に撮って頂いた分ぐらいしかありません・・・なので大半をサイクルスポーツ様のYOUTUBEライブ配信より拝借しております。また、内容については必死だったのでうろ覚えの部分もありますのでお許しを・・・

前日は富士チャレンジに出場されるお客様と15時頃に現地入り。夕方ごろ、富士山がとても綺麗に見えました!

御殿場周辺を観光した後、夕食(良い感じの地元のお寿司屋さん)を済ませ、18時頃ホテルにチェックイン。

大浴場でゆっくりお風呂に浸かり、アミノバイタルゴールドを2本就寝前に摂取。リラックスした状態で20時半に就寝。しかし緊張から深い睡眠とはほど遠く、朝かと思い目覚めたら1時間も経っておらず。それでも目を閉じて体を休めました。

当日の朝は4時起床、目覚めてすぐに朝食。前日にコンビニで購入したパンなどを1,200kcal分ほど。満腹の2歩手前と言ったところ。気温は5度前後、外は雨で路面は完全にウェット。

会場の富士スピードウェイまでは車で25分。余裕を持って会場にに到着し、お客様と一緒に機材の準備を始めます。

アップ前には「アミノバイタルプロ」を3本摂取。主成分であるBCAAは筋肉のエネルギーになるだけでなく、集中力アップにも効果があるとのことだったので、レース3週間前から使用しました。レースやきつい練習の際にピッタリで、効果的なトレーニングの助けになりました。

アップは持ち込んだ4本ローラーでレース50分ほど前に10分しか出来ませんでした。緊張のせいか、あまり集中して行えず、時間になったので試走へ。

このコースを11周(50.2km)

コースは前半に大きく下り、アップダウンの後に50mを3段階で上昇するようなスピードコース。単独ならブレーキが不要なほどで、バイクを大きく倒しこむようなコーナーは最初の第一コーナーしかありません。

初見なので単独で、少しだけアタックをイメージした高出力で踏む。ここはアップがてら、疲労がたまらない程度に留めました。(試走を行わずローラーでアップをされる店長もそこそこおられた模様)

試走を経て、服装を決定。指切りグローブでは寒すぎて指先の感覚がなくなったので、用意していた薄手の防風グローブ(カステリ)に変更しました。下半身はニーウォーマー(カステリ)で決定。足先は大丈夫そうだったので、カバーなどは着用せず軽量化。ソックスはSILCAのエアロソックス。インナーは冬用をやめて夏用(クラフト)にし、アームクーラー(ジャイアント)を着用。ヘルメットの下には汗止めのヘッドバンド(HALO)。

そして、ゼッケンはバタつきを抑えるために特殊な両面テープで貼りました。

あらゆる気候条件を想定してグローブ3種、アームカバー2種、レッグカバー3種、インナー3種、シューズカバー2種などを用意していましたが、レース中の体温上昇と寒さ対策のバランスとしては、ほぼベストに近い選択だったでしょう。

店長選手権の開始は7時10分、その15分前に集合が掛かりスタート地点に並ぶ。路面は変わらずウェット、風はほぼ無風らしい。スタートまで少し寒かったので、何度かコース上で高回転スプリントなど。並んでいても何をしていても緊張がすごくて、ずっとドキドキしていました。お客様と談笑しているシーンがカメラの近くで映っていました。

さて、私の全体の戦略としては、成り行きに任せる気持ち半分、集団全体のペースを上げてきつい展開に持ち込み人数を減らしたい気持ち半分。あとは、なるべく目立ちたいなあ(笑)といったところ。中切れが起こった際に取り残されてしまうことが一番の懸念事項だったので、集団前方に居ることを心がけて走りました。

そして、定刻通りにスタート!最初の下りまでは先導車によるローリングスタートで、下りに入ってからリアルスタートが切られます。

昨年同様、集団の形は基本的に終始一列棒状。完全に個人戦なのでアシストなどいるはずもなく、全員が単独で優勝を狙うエースです。その上人数も少ないので、必然的にこうなるのは想定していました。

※お客様撮影の動画

1周目は無難に様子を見ながら集団中ほどで走り、ホームストレート辺りでローテーション先頭が回って来たので普通に90%ぐらいで踏んでたら意図せず集団から単独で抜け出す形に(笑) 後日機材編で紹介しますが、「最高効率」を狙った機材の恩恵です。前の坂で単独アタックしたサイクルぴっとイノウエ刈谷店・井上店長をそのまま躱し、独走。

お客様が応援している付近を先頭で走りたいという願望はありましたが、最初はあくまで自然に差が開きました。

そのまま様子見で90%ぐらいのパワーで単独で走り、1km強で集団に吸収。その後はメイン集団前方から中ほどでウロウロ。下りでは脚を止めていても自然と前方に出ることが多かったです。

3周目後半、4名の逃げ集団が出来たので、そこに乗っかり5人。4周目終わりのゴールライン手前まで協調(多分4割ぐらい先頭引いた)

一人だけポイント賞を狙うアウトドアスペース風魔横浜・高木店長がいたものの、他の店長方は狙ってなさそうだったので、せっかくなので軽くスプリントして2位通過!ポイントを加算。

その後は集団で少し休憩。逃げをある程度見送って、メイン集団の真ん中より前方で普通にローテーションを回してた気がします。

7周目終わりのホームストレート、ペダリングを緩めても自然と前に出るためローテの順番を飛ばして先頭へ。特に踏み込まず無難にローテして8周目へ。

8周目後半の上り、先頭のまま若干ペースアップ。ローテして下がったタイミングで発生した単独アタックにもすかさず追走し、ホームストレートまでに追いつきました。

しかし、ポイント獲得に向けた前4人の急激なペースアップに乗れず、2回目のポイントは全く絡めず5位。しかも前4人は協調して逃げに入ってしまい、一人孤立してしまう・・・

ホームストレート後半も、下りも全力で追って、9周目の約2kmを単独で追いつくも、当然バテました。

今思えばおとなしく休んで集団に戻ればよかった~(泣)完全に経験不足。冷静ではなかったですね・・・

そのまま逃げに合流し、また普通にローテ開始!・・・って、少しは休めよ~!(笑)と、自分で見返しても笑えますので是非動画で見てください・・・(笑)

集団は3名に減少しながらもちゃんとハイパワーで踏み続け、またもや先頭引いたまま上りへ。

上りの中盤で捕まって集団は一つに。これが9周目後半の上り。

そして9周目終わりのホームストレート(笑)間髪入れず、また引いてます。

この後、10周目前半で逃げが発生!見送って集団内前方でローテし2kmぐらいで追いつき・・・

ローテが回って来たタイミングで、アタック!!いや、それほど全力で踏んでいないので、誰もついてこないのはちょい想定外・・・ラスト1.5周強を残して個人TTに。

上りも一人で逃げ続ける!!カメラ独り占め、気持ち良い~(笑)

ホームストレートもなるべく抵抗を減らす上ハンドルを握るフォームで独走。

後続との差。集団とは150mぐらいはありそう?(スタッフ田中はこの前方)

津末サイクル・津末店長が単騎で合流!津末店長も何度も逃げてましたので、独走力があるのは把握していて、これは協調したいところ・・・(1位にはなれなくとも)

ラスト1周、ゴールライン上で「行きましょう!」と声をかけ、協調して逃げ始める。

何度か先頭交代しましたが、見返したら7割引いてました(笑)

理由は、下りと平地は自分が最も有利な機材だという自負があったので、その分上り以外は引いた方が効率が良いと判断したためです。

そして、勝負が決まった最後の上りへ。

1km以上先頭を引いたまま上りに入り、真ん中付近までとにかく全力。正直、もうエネルギーは残ってませんけど必死でした。

後方から単独でブリッジしてきたYOU CAN山梨店・高野店長。それに釣られ津末店長もペースアップ。もう、このスピード差は絶望的だったので、ここで気持ちと脚が完全に売り切れました。

ペースダウンして集団に飲み込まれるも、もう勝負するパワーはどこにも残っていません。最後は集団後方でひっそりとゴールし、「16位」となりました。

私の最速店長選手権 初戦は、辛くも残念な結果に終わってしまいましたが、大変良い経験をさせて頂きました。

基本的に不利であることは百も承知で臨んだコースでしたが、終わってみれば、賢く走ればきっと勝機はゼロではない、と手ごたえを感じましたね。百年早いか(笑)

当日のパワーデータなど。

パワー:TSS 102/平均280w/最大815w/最大20分304w/NP 307w/IF0.925(FTP設定332w)

心拍:平均160bpm/最大心拍 176bpm

消費カロリー 1,283kcal/当日推定体重 64kg以下

計測チップの関係でゴールラインを越える際何度かサイコンが停止したので推定ゴールタイム 1時間12分00秒ぐらい?

入賞者のインタビュー後に、偶然その場に居たためインタビューを受けた様子も放映されました(笑)

来年はもう少し本気で順位を狙う走りに徹してみようかと思う次第です。まあ、目立ちたい欲求に負けて結局は今年の様な展開になっても、それはそれでお許しを・・・(笑)

次は「機材編」を近日公開予定!鋭意執筆中なのでお楽しみに!

機材編

トレーニング編

この記事を書いたスタッフ

HIROKI TANAKA
彦根店 店長 田中 宏樹
明るく朗らかな性格で常に元気に仕事をしているフロアスタッフ。
各メーカーのジオメトリーやサイズ、規格などに精通しており、それを諳んじるぐらいに記憶している。
元陸上部だったこともあり、高い心肺機能を有していることから、ヒルクライムのホビーレースで上位に食い込む実力がある。
とにかく時間があれば自転車に乗っている自称・他称「自転車バカ」。
イベントでは初めての方が安心して乗り出すための「デビューライド」や「モーニングライド」、
また平日休日問わずに行われる「トレーニングライド」など多岐にわたる。
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